同志社大722日ぶりの白星でリーグ連敗12で止めた!シーソーゲーム制し、ロック寺北主将「全員で勝ち取った勝利」
◆関西大学ラグビーAリーグ▽第6節 同大31―29関大(24日・天理親里) 開幕5連敗だった同大が、関大を31―29で振り切り、今季初勝利を挙げた。7戦全敗で最下位(8位)の昨季から続いたリーグ連敗を12でストップ。2季ぶり白星で入替戦(12月14日・天理親里)回避へ望みをつないだ。立命大は摂南大に快勝。4校によるAリーグ残留争いの決着は最終節(30日・花園)に持ち越され、同大は摂南大、関大は立命大と対戦。下位2校が入替戦にまわる。 ノーサイドの瞬間、同大の選手らが飛び上がって喜んだ。関大と5トライずつ、リードが3度入れ替わるシーソーゲームで2点差勝利。22年最終節の天理大戦以来、722日ぶりのリーグ白星だ。負ければ2年連続入替戦行き決定だった崖っぷちの一戦で踏ん張り、OBの酒井優ヘッドコーチ(44)は「一番ほしかった勝利を学生たちが取ってくれた。それが一番」と安どした。 開幕節・京産大戦(9月22日)の脳震とうでベンチを外れていたロック寺北亘佑主将(4年)=常翔学園=が5戦ぶり復帰。前線でけん引し、後半38分にはモールを押し込み、フッカー荒川駿(2年)=東海大大阪仰星=のトライを呼んだ。主将は「ベンチ23人だけじゃなく、全員で勝ち取った勝利」と、かみしめた。 勝ち点を0から4としたが依然最下位。最終節で勝っても、他校の結果次第で入替戦行きの可能性もある。勝利の感覚を取り戻したリーグV最多48度の名門がここから、Aリーグ残留へ意地を見せる。(田村 龍一)
報知新聞社