ポルトガル代表、歴代ストライカーの系譜(4)192cm、90kg超えの超巨人…! しかし決定力が
ポルトガル代表が強豪と言われるようになったのは、意外にもこの20年ほどの間だ。では、いったいどのような選手たちが最前線で、勝利に不可欠なゴールを決める役割を任されてきたのだろうか。そして、長年の悩みを解決したのはやはりあの男だったのか?
ウーゴ・アウメイダ 生年月日:1984年5月23日 個人成績(2010):2試合出場/1得点0アシスト 個人成績(2014):1試合出場/0得点0アシスト 名門ポルトの出身で、ポルトガルの各世代別代表の常連でもあった。2004年にはアテネ五輪にも出場し、当時すでにA代表デビュー済み。しかし、2006年のドイツワールドカップの出場メンバーに選ばれることはなかった。 ドイツのブレーメンに移籍してスケールアップし、2010年の南アフリカワールドカップに出場。リエジソンと出場機会を分け合い、激しい競争を繰り広げた。その後はエルデル・ポスティガや若いネウソン・オリヴェイラの突き上げにあって脇役に甘んじつつも、2014年のブラジルワールドカップに出場する。 ところが自身2度目のワールドカップでは、先発出場したグループリーグ初戦・ドイツ代表戦の前半途中に負傷してしまう。それ以降復帰は叶わず、ポルトガル代表はグループリーグ敗退に終わった。 身長192cm、体重は90kg超えの巨漢で、見た目通りのパワーが持ち味のストライカーだったが、決定力を欠いていたことが本格的なブレイクスルーを阻んだ。キャリア終盤はイタリア、ロシア、ドイツ、ギリシャと所属先を転々とし、2018年からポルトガル2部のアカデミカ・コインブラに加入。同クラブで現役引退を決断した。
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