レイザーラモンRG「一大コンテンツになった」 『ミステリーバスツアー』『摩訶不思議珍道中』オフィシャルレポート
11月16日、レイザーラモンRGのバスツアー『RG生誕50周年記念 復活!あるあるミステリーバスツアー』と、武将様(ミサイルマン・岩部)とゴエ爺(ザ・プラン9 浅越ゴエ)の摩訶不思議珍道中(バスツアー)『武将様、ゴエ爺と行く!摩訶不思議珍道中 ~江戸編~ 旅の最後はあるあると戦国の諸芸鑑賞会の巻!』が同時開催された。 【全ての画像】 『ミステリーバスツアー』『摩訶不思議珍道中』写真(全20枚) これは、レイザーラモンRGの50歳を祝う企画「レイザーラモンRG's Golden Jubilee Celebration ~50年の笑いと遺産~」第3弾。「あるあるミステリーバスツアー」は、参加者に行先を告げずバス車中でひたすらRGがあるあるを歌いながら予測不能な旅を楽しむツアーシリーズ。「摩訶不思議珍道中」は、まるで戦国時代に転生したかのような気分が味わえる唯一無二の旅で、今回関東初開催となる。 集合場所の東京駅付近に停車したバスで、それぞれの参加者たちが主役を待っていると、令和とは思えない姿の武将様とゴエ爺に続いて、白のピチT、超ミニスカート、ロングヘアで、片手にスマホ、もう片方の手で白いキャリーケースをひいている女性らしき姿が。何かを探すようにキョロキョロしながら、武将様とゴエ爺に続いて摩訶不思議珍道中の大型籠に乗り込むと、「代表いますか?」と、どうやら“代表”なる人物を探している様子。察した乗客の爆笑を後に、“代表を探す女性”に扮したRGは自らのバスに移動。 ホーム感に溢れた車内で大歓迎を受けると、代表を探しつつ「このモノマネは今日しかできない」「バズってほしいけどバレたくない」と本音をポツリ。ひとまずこのモノマネのポストを乗客と一緒にチェックすると「仕事が早いw」「ムダに足がキレイ」などのコメントに一安心。ミステリーバスツアーならぬ“代表を探しに行くバスツアー”が無事にスタートした。 一方、武将様とゴエ爺の大型籠では係決めを開始。毒見係、解毒係、高齢のゴエ爺のためのお薬係、お茶を入れる利休係、マキビシ回収係など、全員が何らかの役割を任命。忍者の武器・クナイを渡された護衛係の中にはなんと5歳の精鋭も。そして、今回も武将様からおやつとお手製の「旅のしおり」を贈呈。旅のしおりには、「同じ籠に乗れば皆、友達」「真田軍、明智軍、見かけたら報告」などの“旅の心得”以外に、“寝屋川ゴエンと怪盗ブッショの謎解き”が。巻物のヒントを頼りに盗まれた信長様のおやつを取り返すという壮大な使命が乗客に課せられてしまう。 RGのバスでは、『RGあるあるワールドツアー in 九州』で声がカスカスになったRGが「ちょうどいい歌がある」と、中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」で喉慣らし。すると、「Thirteen 代表と出会い」「もし俺が代表だったら 記者を近づけやしないのに」と自然と歌ってしまい、「私たちの歌になってる!」とビックリ。その後は「恋におちて -Fall in love-」(小林明子)、「もしかして PART II」(小林幸子・美樹克彦)、「やっぱ好きやねん」(やしき たかじん)など、あるあるそっちのけで代表への想いを熱唱。 途中、カラオケPVに出てきた男女の切ない顛末を自分と代表に重ねて「代表!」と絶叫してしまう場面も。乗客も、次第にかわいく見えてきた“代表を探す女性”にどんどん肩入れ。代表の情報をネットで調べたりと、なかなか代表に会えない女性に同情しているうちに、あるあるを歌わないまま、最初の目的地に到着した。 ミステリーツアーが到着したのは「JAXA(宇宙航空研究開発機構)」。いつのまにか『あるあるクルーズ in 神戸』でも披露したモノマネにチェンジしたRGは、「早く準備しろよ!」「降りろつってんだろ!」と言葉荒くも乗客たちを丁寧に誘導。施設内は撮影禁止の場所も多く「撮んじゃねーよ!」と施設スタッフに代わって事前に何度も注意。貴重な内部の見学や宇宙で行われた実験の数々に「ハンパねぇ!!」を連発していたが、後半には「へえ~」「すごい!」と参加者たちと一緒になって子どものように目を輝かせていた。さらに、お土産コーナーでは、宇宙服のオレンジスーツとブルースーツを手に「欲しい! どっちがいい!?」と大はしゃぎ。結局2着とも買ってしまい「宇宙コント作るしかない」と苦笑い。「JAXAハンパねぇ」と大満足の様子だった。 摩訶不思議珍道中の大型籠はまず守谷サービスエリアへ。ここで、段差係が高齢のゴエ爺に段差を知らせるのが遅く、段差に気付いたゴエ爺が恐怖でワナワナしてしまう珍事が発生。武将様は段差係を責めるも、恩情により事なきを得た。そして、護衛係が武将様の周囲を守り固めながらエリア内を満喫。護衛係のおかげで敵に襲われることなく、次なる目的地「こもれび森のイバライド」に到着した。 園内ではオカリナの絵付けを体験。ゴエ爺は特徴の眼鏡を描いたオカリナのデザイン。武将様は絵付けをせずに参加者たちにリクエストを募って優しくオカリナの曲を奏でる。黄色く染まった銀杏並木では、ふたりの写絵を撮影するため、撮影係、化粧係、美白係などが総動員。さらに、園内で謎解きの手がかりとなる巻物を発見。謎解きに頭を悩ませつつ多くの任務を遂行する盛りだくさんの珍道中を繰り広げつつ、やっと昼食の時間が訪れた。 摩訶不思議珍道中一行がイバライド内の野外料理場で豚肉や野菜焼きを堪能していると、そこに代表を探す女性とミステリーツアーの一行が合流。女性は武将様とゴエ爺に代表がいないか聞くも残念ながら見つからず、仕方なくここでランチをとることに。両ツアーの和気あいあいとした時間もつかの間、なんとゴエ爺の食事に何者かによって毒が盛られ、苦しみだすゴエ爺。そこで解毒係がすぐさま対処。回復の儀で太鼓係と拍子木係に合わせてゴエ爺は感謝の口上を述べた。すると、「仕上がってますね(笑)」と他人事だったRGの食事にもまさかの毒が。RGも少し残っていた解毒剤をわけてもらい、なんとか命拾いした。 食事後、ミステリーツアーは再び代表探しを続行。バラが咲き乱れる美しい庭園、クリスマスの装飾がされたフォトスポット、馬や羊たちなどかわいい動物たちのエリアなど、いるはずのない場所で代表を探し続ける健気な姿を参加者たちは全力で応援。しかしながら代表は見つからず、次なる目的地へと移動することに。 イバライドまでの道中では、「大仏あるある」を「三日月」(絢香)にのせて「大仏がいるからねって」「大仏によりかかる事はできない」と歌詞を寄せつつ、「廃墟になりがち」と歌ったRG。「茨城あるある」では、名曲生まれがちな「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦)にのせて「茨城あるある笑いなよ」「イバラギンギラギンにさりげなく」「そいつがあるあるの言い方」と熱唱し大盛り上がり。イバライドから次の目的地へ向かう車中では、「千葉あるある」を「We Are The World」(USA for Africa)にのせて「Chiba the world Chiba the children」と歌っていると、摩訶不思議珍道中の大型籠が偶然隣を通り過ぎ、互いに車中から手を振るピースフルな光景も見られた。 摩訶不思議珍道中は途中、牛久大仏に立ち寄り記念撮影。車中では毎度恒例の戦国ビンゴを開催し、当選者には、武将様やゴエ爺のみならず歴史上の人物や現代の有名人からの色紙をプレゼント。ミステリーツアーは車中でRGのしゃがれソングタイム、あるあるリクエストタイムを堪能しながら、それぞれ最後の目的地、大宮ラクーンよしもと劇場に到着。両参加者共に劇場の前方座席で「RGが60分あるあるを歌い続け武将様とゴエ爺が懐かしの戦国諸芸をお見せする!大宮の陣!」を観劇した。 同舞台では観客から募ったお題で、RGがあるあるソングを披露した後、武将様が色紙に書いたあるあるをお披露目。そのあと、武将様とゴエ爺がランダムに選んだ戦国諸芸を演じる。「扶養」というお題では、武将様の「さすがにないだろう」というフリに、「マジで今の所ないです」と苦笑いするRG。しかし、「YAH YAH YAH」(CHAGE and ASKA)にのせて「掴んだあるある使えずに あるある失くしてないかい」「今から一緒に これから一緒にあるある言おうか」「FUYAH FUYAH FUYAH」と拳を挙げると、「控除されがち」と歌い上げ、会場中が拍手喝采。武将様は「人生で一度も言ったことないがち」と色紙にしたため観客は大笑い。戦国諸芸は「ゴエってぃ」が選ばれ、ゴエ爺が「小さき事は気にするでない」と高齢とは思えない切れ味でやり切ってみせた。 あっという間の1時間となった最後のお題は「宇宙」。RGは「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)に乗せてJAXAで知った「頭をちょっと下げて寝ると宇宙にいるときと同じ」(頭側を6度下に傾け横たわると宇宙での重力に近い状態を作ることができる)という知識を披露。武将様は「今日の銀狼(RG=シルバーウルフ)の歌声、今日の皆々様の笑い声、宇宙に届きがち」と色紙にしたため割れんばかりに拍手が沸き起こった。 最後の戦国諸芸はRGが大好きな「終始ここから」の「悲しき刻」。武将様とゴエ爺が紙芝居で繰り出す、戦国にも今の世にも通じる少し切なきあるあるに観客は笑いっぱなし。エンディングでRGは「10年やってるこのイベントが一大コンテンツになったことをうれしく思います」と締めの挨拶。すると、サプライズで摩訶不思議珍道中からRGに色紙のプレゼントが。武将様の「めでたきや、めでたきや」という口上で長い1日が幕を閉じた。