仏当局、ファーウェイを家宅捜索 不正行為疑い「捜査に協力」
【パリ共同】フランス捜査当局が6日、同国内にある中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の複数の事務所を不正行為の疑いで家宅捜索したと、フランスメディアが8日伝えた。 容疑の詳細は不明だが、汚職などが含まれる可能性がある。検察の予備捜査の一環として行われた。ファーウェイ側は声明で不正行為を否定した上で「捜査に全面的に協力する」と述べた。 ファーウェイを巡っては、EU欧州委員会が昨年6月、安全保障上のリスクがあるとして、5G移動通信システムの基地局市場での排除を加盟国に求めた。しかし、ファーウェイは中国国外では初となる5G用機器を生産する工場を、東部アルザス地方に建設中。