CES 2024に登場!スマートキッチンテックの最新トレンドと所感
私は多くのスマートテックを試してきました。家庭料理愛好家でもあるので、本当に役に立つイノベーションと、付け焼刃のギミックの違いはわかっているつもりです。 CES 2024に登場!スマートキッチンテックの最新トレンドと所感 CES 2024(2024年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)では、各社スマートキッチンテックが出展していました。 そのすべてをここで取り上げることはできませんが、目立ったものをご紹介したいと思います。
さらなる短縮を目指す、キッチンテック
長い間、私たちはスローフード志向にはまっていました。スローフード志向とは、食べ物、食べ物との関係、食べ物の供給源、調理法、食べ方についてもっと時間をかけて考えることを求め、そのプロセスにもさらなる思慮深さをもたらそうとするもの。 しかし、CESでは、AIとレーザー(!)を使って、脅威を感じるスピードで調理する複数のデバイスが展示されていました。 各社の「時短調理」への取り組み Sharpは、グリル、コンベクション(熱風で包み込んで均一に焼き上げる)、インバーター電子レンジ(起動時の電力を抑え、高効率・低コストで調理できる)、「AI」調理(調理内容を分析し、適切な調理方法を適用する)を備えた高速オーブンを発表し、調理時間を3分の2に短縮することを約束しています。 同じように、Seer Perfectaはステーキを1分で焼き上げることを目指しています。文字とおり、1分。赤外線バーナーを使用しており、基本的には両面焼きトースターですが、肉の場合は1600度以上で炙ることができ、価格は3500ドル(約51万8000円)です。 Sevvyは調理器具だけでなく、ライセンス供与を希望する調理技術をCESに持ち込みました。均質に調理することで、より早く、より美味しく、より低い温度、より少ないエネルギー消費で食品を調理できます。 インテグラル・ヒーティングを採用しており、真空調理を使用しない加熱調理に近い方法です。水を加熱して循環させる代わりに、食材そのものを通過する電流を使用します。 ほかの調理法よりも短時間で調理できるため、この方法で調理された食品は脂肪分、塩分、糖分が少なくて済み、より健康的な食品になるのだそう(ただし、その理由や方法は説明されていません)。 昨年、Sevvyはスマート・クッカーで最優秀賞を受賞しているので、この分野ではある程度の手ごたえを感じているはずです。 特に注目!省スペースでマルチ調理ができる June、Brava、Tovalaなど、今では多くのブランドのスマートオーブンが市場に出回っています。 なかでも、「Macrowave」は私の興味をそそりました。この調理家電があると、電子レンジ、フライヤー、オーブントースターの調理法をキッチンカウンターに置かれた小さな箱がすべてこなしてしてしまうと謳っています。 Revolutionはすでに高機能のオーブン・トースターを製造しているので、たとえ価格が1800ドル(約26万6000円)だとしても、この調理家電は注目に値すると信じたいところです。