横浜DeNAの筒香がメジャー挑戦正式表明「イチローさん、松井秀喜さんに憧れたメジャーへ」
横浜DeNAの筒香嘉智(27)が29日、横浜市内のホテルで会見を開き、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を決断したことを明らかにした。筒香は、昨年オフの契約更改の席でポスティングによるメジャー挑戦の意向を球団に伝え、球団は今シーズン、水面下で筒香と交渉を重ね、クライマックスシリーズのファーストステージが終わった時点で、今オフのポスティングシステムによるメジャー移籍を容認する方針を表明していた。本人は、これまで言及していなかったが、この日、初めて公の場で挑戦の意向を口にした。 以下、30分弱の会見の主な一問一答。 会見の冒頭に筒香は起立して挨拶。メジャーの移籍決断と横浜ベイスターズ、そしてファンへの感謝の思いを口にした。「会見を開いたのは、この場でファンの方々へお礼を伝えたかったから」だという。 ――なぜメジャー移籍を決断したのか? 「プロに入る前から小さい頃からの夢。メジャー挑戦への思いがずっとあった。そこに行って勝負したいと決断した」 ――具体的に憧れとは? 「イチローさんや松井秀喜さんが活躍する姿を小さい頃にテレビで拝見させていただき、だんだんとメジャーへの憧れが強くなってきた」 ――誰かに相談したのか? 「相談というよりも自分の意思で挑戦することを決めた」 ――メジャーはどんな場所か? 「世界の素晴らしい選手が集まっている場所。世界一レベルが高い場所だと思っている」 ――ポストシーズンのアストロズ対ヤンキースを観戦にいったそうだが。 「素晴らしい雰囲気だなと。レベルの高い場所だなと感じた」 ――憧れが現実に変わってきたタイミングは? 「メジャーへの憧れは、正直、プロに入ってからもあった。ベイスターズの選手だったのでベイスターズの勝利のために全力でやってきたが、ポスティングシステム、FAと段階があるなかで、現実的にメジャーへのことが近くなってきて、本当に行きたいなというものがあった」