横浜DeNAの筒香がメジャー挑戦正式表明「イチローさん、松井秀喜さんに憧れたメジャーへ」
――メジャーで自分の何をアピールしたいか? 「これまでと変わらずチームの勝利に必死になって貢献できる、貢献するという姿を見ていただきたい」 ――WBCなどでメジャーとの対戦経験もあるが? 「まだメジャーで野球をしたことがない。どうなるかは、正直わからないが、自分の持っている力を最大限に発揮できる準備を、今までと変わらずにしていく。思い切って挑戦したい」 ――ポジションや球団を選ぶ上での条件は? 「まだ具体的に何も決まっていない。どうなるかわからない。きょう決断して、もう少し時間があるので、今から考える」 ――パワーバッターとしてメジャーの中でどう生きていくか? 「それも試合に入ってみないとわからない。いろんな想定をしていろんな準備をして自分の引き出しの中で柔軟に対応していきたい」 ――対戦したい投手はいるか? 「チームもどのリーグに行くかもわからないので答えは言えない」 ――守備への不安はないか? 「野球だから守備も走塁もバッティングも全部大事。それを僕が評価することはできない。これからも変わらずに全力でやる」 ――メジャーで何を得たいか? 「何かを得るためにいく感覚はいまのところない」 ――メジャーへ行くと侍ジャパンへの参加は難しくなるが? 「日本のトップの侍ジャパンで試合をやるのは本当に大変光栄なこと。野球界のために大事なことだと思う。貢献したい気持ちはある」 ――これまでオフには野球界、子供たちへのメッセージを伝える活動をしてきたが? 「僕は野球界に今まで育てていただいた。その野球界に何かを還元したい。未来の野球がよりよくなるために……今までと変わらずにやっていく方向」 ――球団、ファンへの思いは? 「横浜に入団して10年経ったが、快く決断を尊重して下さったことに感謝したい。いい時もそうでない時もあったが、ファンの方々に毎日変わらず熱い声援をいただき成長できた。感謝することしかない」 ――ベイスターズでの一番の思い出は? 「ひとつには絞れません」 ――後輩へはどういうメッセージを伝えたのか? 「(マスコミに)お伝えできないことがあるが、ベイスターズはファミリー、家族。みんながグラウンドで思いやって、助け合いながら時には厳しくやって欲しいと伝えた」 今後、横浜DeNAが上限2000万ドル(約21億6000万円)の譲渡金を設定し、NPBのコミッショナーを通して、メジャーへポスティングを告知。その翌日から30日間の交渉期間が設けられ、その譲渡金に納得したメジャーの全球団が筒香と契約交渉を行うことになる。