鮮やかなイエローボディが眩しい! 釣行エクスプレスとして活躍必至のハイエースの正体とは
ワンボックスカーの老舗ショップの一つである「ユーアイビークル」。箱車のカスタムを中心に、ベッドキットなどのインテリアパーツのほか、ハイエースやキャラバン、そしてキャンピングカーのベースとしても使われるトヨタ・カムロードまで、より走りの乗り味を高めてくれるサスペンションパーツも用意しています。 【写真】快適な釣り仕様を実現したハイエースの中身を見る(全10枚)
色替えした釣行仕様のハイエースをお披露目
そんなユーアイビークルが、鮮やかなイエローボディをまとった3インチリフトアップ仕様のハイエースを東京オートサロン2024の会場でお披露目しました。モデル名は「UI-Vehicleフィッシングスタイル イエローハイエース」とネ-ミングされ、所有者はSHIMANOのトップアングラーである山本啓人さん。 ハイエースの開放されたリヤゲートドアから車内を覗くと、瞬時にアングラー仕様だとわかる架装が施されています。その主役となるアイテムがスライドフロアです。このアイテムは、荷室に積んだ重たい荷物を一つひとつ運び出すのは非常に苦労が強いられます。そこでユーアイビークルが開発したのがスライドフロアという訳です。
重たい荷物の載せ下ろしにメチャクチャ便利
最大300kgまでの積載を可能にしながらも、このスライドフロアがあれば後方にあるハンドルを手で引き出すことで、奥に仕舞った荷物も簡単に車外に下ろすことができます。200系ハイエース用のスライドフロアは、標準ボディ・ワイドボディともに最大1400mmスライドを可能にしており(日産キャラバン用は最大1340mmスライド)、さらに傾斜があるところでもスライドドアが動き出さないように、ロック機構も備えており万全。最後部はハンマーヘッドのように幅広の設計となっており、リヤゲートドアを開けてベンチとして寛ぐことも可能です。 もちろん、荷室の天井部には12本積載できるロッドホルダーも備わり、より利便性の高い釣行旅をサポートしてくれる仕様となっています。
しっかり睡眠できる快適車中泊仕様を実現
夜間や早朝の釣行では、クルマをベース基地に休息するシチュエーションが生まれます。もちろんシートバックを倒して仮眠を取ることも可能ですが、やっぱりベッドキットが欲しいところ。「UI-Vehicleフィッシングスタイル イエローハイエース」には、試作のキャメル(レザー)×デニムのベッドキットのほか、1・2列目シートにそれぞれ同仕様のシートカバーも装着。商品化は検討中とのことですが市販化に期待が膨らみます。 ハイエースとしては少し過激にも見える3インチアップのスタイリングですが、ダンパーはFOX製を使うほか、おなじみのスタビライザーや強化トーションバー、オプティマリーフスプリングを採用するなど、ハイエース独特の突き上げを改善し、ドライバーはもちろん乗員すべてが快適に移動することを実現しています。 ほかにもエクステリアには、ESSEX製フロントバンパーガードを採用。リフトアップと相まってラギッドなスタイリングと使い勝手の良いインテリアは、釣りを愛好する方にぜひオススメしたいカスタマイズの一例として参考にしてほしいですね。
ソトラバ編集部