細野豪志氏「選挙資金と考えたことない」5000万円受領問題で釈明
細野豪志元環境相は28日、衆院選挙の期間中に証券会社から5000万円を受領していたと報じられた問題について、報道陣の取材に応じた。昨秋、創設に関わった希望の党の運営への備えを念頭に、「個人の判断で、政治資金として活用する可能性があるとして5000万円を借り上げした。選挙資金と考えたことはまったくなかった」と釈明した。借りた5000万円は結局使うことはなく、金利を付けて全額返したという。
細野氏の説明によると、昨秋の衆院選直前に小池百合子東京都知事が代表として立ち上げた希望の党に、細野氏は創設メンバーの一人として関わっていたので、党運営について「考えないといけない立場だった」。ただ政党助成金は4月にならないと入ってこないため、「その中で党をどうしていくか、それぞれの議員にもお金(助成金)が入ってこないので、何らか考えておかなければならないのではという意識があった」と借り入れの理由を説明した。ただ借りた時期については「選挙後」という認識だったとした。 自身の進退については「法律に基づいてやった」との見解を示した。