バルセロナ、大勝劇に次ぐ大勝劇!レヴァンドフスキ2発など合計5ゴールでレッドスター撃破…全勝するここ7試合で29得点‼︎
6日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節、バルセロナはアウェーでのレッドスター・ベオグラード戦を5-2で制した。 バイエルン・ミュンヘン戦(4-1)とレアル・マドリーとのクラシコ(4-0)も含め、公式ここ6試合を24得点3失点で全勝しているバルセロナ。このセルビアの雄たるレッドスターとの一戦でも、その勢いは変わらなかった。 GKイニャキ・ペーニャ、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、ジェラール、MF(後列)フレンキー・デ・ヨング、カサド、(前列)ラミン・ヤマル、ハフィーニャ、ペドリ、FWレヴァンドフスキを先発させたバルセロナは、いつも通りハイラインでボールを保持して攻撃を展開。DFラインから前線まで極めてコンパクトで、ボールを奪われても相手にプレーするスペースを与えず、すぐボールを奪い返して波状攻撃を仕掛け、高いDFラインを狙われれば積極的ににオフサイドを狙う……。立ち上がりからゴールの予感を漂わせ続けると、13分にセットプレーから先制点を決めた。左サイドのハフィーニャのフリーキックから、イニゴ・マルティネスがヘディングシュートでネットを揺らしている。 27分にはシラスにDFラインを突破され、ループシュートで1点を返されたバルセロナだが、その後も攻勢を続けていく。追加点を決めたのは43分のこと。ハフィーニャのミドルがポストに当たって跳ね返ると、これをレヴァンドフスキが倒れ込みながら押し込んだ。ポーランド代表FWはさらに53分、クンデのグラウンダーのクロスにファーで合わせて、この日2点目。今季公式戦の成績を16試合19得点として、またCL通算得点を99まで伸ばしている。 バルセロナはその後、クンデが”アシスト無双”を見せる。フランス代表DFは53分にもグラウンダーのクロスを放ち、今度はペナルティーエリア手前のハフィーニャが左足ダイレクトシュートでゴールをかっさらう(ハフィーニャは過去2シーズンどちらも10得点だったが、今季はすでに12得点!)。クンデはさらに76分にも、横パスから途中出場フェルミンのゴールを導き出し、アシストのハットトリックを達成。タイミングの良い飛び出し、判断力と精度の高いラストパスが際立つクンデは、本人がセンターバックでのプレーを望んでいたにもかかわらず、世界最高峰の右サイドバックになろうとしているようだ。 なおハフィーニャのゴール直後、ペドリ&ハフィーニャをフェルミン&ダニ・オルモに代えていたフリック監督は、さらに66分に相手選手の足が頭に当たり流血したクバルシ、またF・デ・ヨングをガビに代えていた。大量5得点を決めた後には、84分にミルソンのゴールを許したものの、3点リードで試合終了のホイッスルを聞き、CLリーグフェーズの成績を3勝1敗としている。 バルセロナは公式戦ここ7試合を全勝しているが、1試合で最低でも3得点を記録するなど、その攻撃力はまさに圧巻の一言だ。バイエルン戦&クラシコで4得点、ヤング・ボーイズ戦、セビージャ戦、そしてこのレッドスター戦で5得点を決めて、7試合の総得点数は29ゴール。1試合平均では、4ゴールを決めている計算となる。 なおフリック監督は試合終了直後、交代でベンチに座る選手たち、出場機会のなかった選手たちに対して、一人ひとり握手を交わしていった。選手たちとの距離が近く、絶対的な信頼を寄せられているというドイツ人指揮官だが、そうした振る舞いからもその人望をうかがい知ることができる。 ■試合結果 レッドスター・ベオグラード 2-5 バルセロナ ■得点者 レッドスター:シラス(27分)、ミルソン(84分) バルセロナ:イニゴ・マルティネス(12分)、レヴァンドフスキ(43分、52分)、ハフィーニャ(55分)、フェルミン(76分)