【RIZIN】井上直樹がキム・スーチョルを初回TKOでバンタム級王座獲得
2024年9月29日(日)『RIZIN.48』がさいたまスーパーアリーナで開催された。 【写真】TKO勝利でバンタム級王者となった井上直樹 井上は、日本人最年少の19歳でUFCと契約も、フライ級戦線縮小のため1勝1敗でリリース。2020年2月からRIZIN初参戦し、トレント・ガーダム、渡部修斗、元谷友貴、石渡伸太郎、金太郎相手に5連勝。2021年大晦日のバンタム級ジャパンGP準決勝で扇久保博正に判定負けでRIZIN初黒星を喫するも、1年後の瀧澤謙太戦で一本勝ちで再起。2023年5月の前戦では、元Bellator王者のフアン・アーチュレッタに判定で敗れたものの、MMAの全局面で渡り合い好勝負を展開。2024年3月には佐藤将光を判定で破り再起、当時のRIZINバンタム級王者・朝倉海とのタイトルマッチを呼び掛けていた。 スーチョルは、2021年9月に4年5カ月ぶりにMMAに復帰し、パク・ヘジンに敗れるも、2022年5月の再戦で左ハイから右ストレートを効かせてのパウンドで2RTKO勝ちでROAD FCフェザー級王座戴冠。2022年の大晦日の「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦 次鋒戦」でフアン・アーチュレッタにスプリット判定負け。2023年10月の「ROAD FC 63kgトーナメント」決勝戦では原口央にTKO勝ちで優勝を果たした。2024年4月にはRIZINで中島太一にTKO勝ち、これまで日本人には敗れたことが無い。現在4連勝中だ。 ▼第10試合 RIZINバンタム級(61.0kg)王座決定戦 5分3R 〇井上直樹(Kill Cliff FC)60.75kg [TKO 1R3分55秒] ×キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)60.60kg 1R中央に出る両者、右ローの、スーチョル、井上は左ジャブ。スーチョルは右カーフを狙う。左フックのショートを当てる井上。スーチョルの詰めにロープを背負わないように回る。 右カーフを返すスーチョルに回りながらジャブをこつこつ当てる井上。スーチョルは右カーフ。距離と取りジャブで組み立てる井上の左は長い。ワンツーの右で飛び込み当てるスーチョル。前蹴りワンツーで詰めるが回る井上は、左をアゴに! さらに右テンカオ! 効かされたスーチョルをロープに詰めた井上は左ジャブを顔面に当てると、すぐにワンツーの右! 崩れたスーチョルにサイドバックから右のパウンドを連打する井上。 スーチョルは被弾しながら何とか立ち上がるが、井上の左の連打に上半身をロープ外に出てしまう。レフェリーが間に入った。 試合後、井上は「ベルトを獲りました。スーチョル選手はずっと勝ってきましたし、すごいリスペクトがあります、ありがとうございます。カムサハムニダ(スーチョルが笑顔で拍手)。防衛戦、大みそかやりたいですね。また会見でお会いしましょう」とマイク。 またスーチョルにもマイクが渡され、「喋ります。私の妻と息子に申し訳ない気持ちです。また借りが出来てしまいました。榊原社長に感謝します」と敗者は語った。
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