奨学金最大500万円の返済を町や企業が肩代わり…島外へ進学する町民対象に新制度 条件は賛同する地元企業への就職です 南種子町
鹿児島県南種子町は12日、町や地元企業・団体が返済を肩代わりする奨学金制度を発表した。種子島島外の高校、大学、専門学校などへ進学する町民が対象。2025年4月の運用開始に向け、今冬に説明会を開く。 【写真】南種子町の位置を地図で確認する
卒業後、制度に賛同した町内の企業・団体に就職すれば、町は借入金の3分の2、残りは事業者が返済する仕組み。町内就職を問わず、利子は町が負担する。借入額は最大500万円。 12日、貸し付けを担う鹿児島相互信用金庫と連携協定を結んだ。同様の協定は県内7例目で、地元企業・団体も返済を担うのは初めてという。現時点で町内32企業・団体が賛同する。 ロケット関連のコスモテック南日本事業部も賛同企業の一つ。岩坪順取締役事業部長は「地元にも誇れる会社がある。優秀な若者の確保や地域の活性化につながれば」と期待した。
南日本新聞 | 鹿児島
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