今年は張り切って限度額まで「ふるさと納税」をしました。どうやって「住民税」が控除されたか確認したらいいのでしょうか?
ふるさと納税の控除額の確認方法
住民税決定通知書を見ると、ふるさと納税で控除された金額を確認できます。ここでは、確定申告した場合・ワンストップ特例制度を利用した場合の2パターンについて、利用分の控除額を確認する方法を紹介します。なお、ここで紹介するのはふるさと納税以外に控除を受けていないケースです。 ■確定申告をした場合 確定申告した方は、所得税と住民税の両方から寄付金額に応じて控除されます。住民税から控除された金額は、住民税決定通知書の税額控除額または摘要の欄に記載されています。 控除が正しく受けられている場合、所得からの控除額は以下の式で計算可能です。 所得からの控除額=寄付金額 - 住民税から控除された金額 - 2000円 所得からの控除額を確認するためには、確定申告書に記載された課税所得額が必要です。課税所得額と所得税の税率を以下の式に当てはめると、所得からの控除額が計算できます。 所得税からの控除額=(寄付金額 - 2000円) × 所得税の税率 × 1.021(復興特別所得税) なお、所得税の税率は課税所得額によって異なります。 ■ワンストップ特例制度の場合 ワンストップ特例制度を利用した場合、住民税から全額控除されます。住民税決定通知書に記載されている税額控除額がふるさと納税による控除額です。ただし、住民税は道府県に納める税と市町村に納める税の2つに分かれています。 決定通知書の「税額」項目に記載されていることが多いものの、自治体によっては摘要欄に記載されていることもあります。なお、控除額は以下の式で計算可能です。 住民税からの控除額(市町村ならびに道府県の税額控除額2つを合計した金額)=利用額 - 2000円
ふるさと納税は住民税決定通知書で確認しよう
ふるさと納税を行ったら、確定申告かワンストップ特例制度の申請を行いましょう。控除を受けた金額は、利用した翌年に受け取れる住民税決定通知書で確認できます。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部