建物傾き「全壊」能登半島地震で液状化被害受けた富山市の住宅 進む公費解体に家主「皆が集まる場所が…」
富山テレビ放送
能登半島地震で液状化の被害を受けた富山市の住宅で、公費解体の作業が進められています。 公費解体が行われているのは、能登半島地震で液状化被害が相次いだ富山市の東蓮町地区の西尾英幸さんの住宅です。 地震で建物全体が大きく傾き、り災証明書の被害認定で「全壊」と判定されました。 解体作業は今週から始まり、20日は内装の取り壊しなどが行われていました。 *西尾英幸さん 「(様子を見に)来るたびに傾きがひどくなるように感じていた。いよいよ公費解体が始まって。きょうは(家がシートで)囲まれてて。一気に『ああ…』って。寂しい。子どももここで3人育っているから。みんなが集まる場所がなくなる」 この解体作業は来月の中ごろまでを予定しています。 ところで富山市は、公費解体を当初7月をめどに始める予定でしたが、解体業者の選定や所有者の決断などに時間がかかったとして、先月からようやく始まりました。 公費解体の対象となるのは市全体で46棟で、これまでに申請のあった14件の解体作業は今年度中に終了する見通しだということです。
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