衆議院選挙で議席減らした自民党、佐賀県連幹事長「おわびから始めざるを得ず政策論戦に持ち込めなかった」
27日に投開票された衆院選で、自民党は有権者から厳しい審判を下された。派閥の政治資金問題に絡んだ前議員らが次々と敗れるなど議席は大きく減り、連立を組む公明党と合わせた与党でも過半数割れに追い込まれた。自民党の都道府県連は結果を重く受け止めている。 【写真】険しい表情でインタビューを受ける石破首相(27日午後11時4分、自民党本部で)=川口正峰撮影
立憲民主党が独占する2小選挙区の議席奪取がかなわなかった自民党佐賀県連の指山清範幹事長は、「(政治資金問題を巡る)党への逆風はかなりあった。候補者は街頭演説などでも『おわび』から始めざるを得ず、十分な政策論戦に持ち込めなかった」と肩を落とした。