大阪・松井知事が定例会見「ヒアリ」堺・泉北港では確認されず
大阪・松井知事が定例会見「ヒアリ」堺・泉北港では確認されず THEPAGE大阪
大阪府の松井一郎知事は6日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。先日、強い毒性を持つヒアリが大阪府内で確認されたことを受け、松井知事は「発見地点を中心に規模を拡大した緊急調査を行っている」「見つけてもさわらず、すみやかに環境省などにご連絡ください」などと述べた。 【動画】大阪府・松井一郎知事の定例会見(2017年7月6日)
松井知事は会見の冒頭、福岡県や大分県での豪雨災害について「被災されたみなさんに対して心からお見舞い申し上げます」と述べ、同日早朝に大阪府から消防緊急援助隊として大阪市消防局の航空隊1隊、6人を派遣したと話した。また、府としても支援対策室を立ち上げ、関西広域連合からも情報収集のため職員2人を派遣し「迅速な支援を行っていきたい」などと述べた。 先月、大阪市住之江区の南港で強い毒性を持つ外来種「ヒアリ」が発見されたことについては「(発見地点周辺から)女王アリも確認され、すでに国において防除がなされました」「府としても4日に府が管理する堺・泉北港のコンテナターミナル周辺ででも緊急調査を実施した」と話し、調査の結果、ヒアリや同じく毒性を持つアカカミアリは確認されなかったことを明かした。 府内の公立、私立の幼稚園や保育所、小中学校や高校などに注意喚起を行い、府内の各保健所や医療団体に対して、これらのアリにかんする発見情報や地所などの情報提供を行っており、松井知事は府民に対し「みつけてもさわらず、すみやかに環境省などにご連絡ください」と話した。