タイグ・オシェア騎手＝茨城・美浦トレセン、撮影・板津雄志

タイグ・オシェア騎手（４２）＝アイルランド出身、ＵＡＥ拠点＝が短期免許のラストウイークを迎える。日本で４月２７日から騎乗をスタートし６勝をマーク。ここまでを振り返り、「初めて日本に来て、素晴らしい経験ができたし、多くのことを学べた。東京競馬場も素晴らしい競馬場だと改めて認識した。初勝利を挙げたジャミーレが印象深いね。この経験の機会をくれたＪＲＡに感謝。（身元引受の）国枝調教師のサポートも大きかった」と感謝の気持ちを伝えた。 プライベートでも日本を楽しんだ。社台スタリオンステーションまでイクイノックスに見に行ったり、富士山を見てきたり。「イクイノックスを見るのは（昨年の）ドバイシーマクラシックを勝ったとき以来２度目だったけど、改めて素晴らしい馬だと感じた。ツアーで行った富士山も楽しかったし、すしもすごく好き」とうれしそうに話した。 今週も土日とも東京に参戦。期待の新馬マイネルゼウス（日曜５Ｒ）や、ベストミーエヴァー（日曜７Ｒ）、サトノフォーチュン（日曜９Ｒ）などに騎乗を予定している。「これが最後の週になるけど、また日本に戻ってきたい。応援してくれていたのはここまでで感じたし、ファンの皆さんに感謝しています。今週末にレースで勝つ姿を見せられたら」と意欲を語った。