センバツ2023 「一丸となって後押し」 報徳OB・平塚会長、きょう因縁対決 /兵庫
センバツに出場している報徳学園は28日の3回戦で、過去に大会記録に残る大敗を喫した“因縁の相手”東邦(愛知)と戦う。野球部OB会長の平塚正さん(79)は「東邦が相手だと力が入る。OBも結集し、一丸となって選手たちを後押ししたい」と意気込む。 報徳学園はセンバツに初出場した1964年の1回戦で東邦と対戦し、1―0で春の甲子園初勝利を挙げた。しかし、3回目のセンバツに出場した71年の2回戦で東邦と対戦した際は4―12と惨敗。初回に奪われた11得点は、1イニング最多得点の大会記録として今も残る。その後も、春は73年の2回戦で対戦し、3―4で惜敗。89年の2回戦でも0―3で敗れている。 現在も両校の交流は続いており、新チーム結成直後の練習試合では、2試合を戦っていずれも完封負けした。大角健二監督は「完敗だった。あれからどれだけ成長したか試すことができる相手。足を使った攻撃をしていきたい」と次戦を見据え、伝統の「堅守・走塁」で難敵に挑む。【大野航太郎】 〔神戸版〕