2024年中の交通事故死者数 過去8番目の少なさ/埼玉県
去年1年間に県内で起きた交通事故による死者数が、統計をとり始めた1948年以降で8番目に少なかったことが、県警のまとめでわかりました。 県警交通総務課のまとめによりますと、去年1年間に起きた県内の人身事故の件数は、1万5796件で1966年以来58年ぶりに1万6000件を下回りました。 このうち人身事故による死者数は113人で、前の年より9人減少し、統計をとり始めた1948年以降、8番目に少なくなりました。 全国で最も多かったのは東京都の146人で、埼玉県はワースト5位でした。また、死亡した人を年齢別に見ると、65歳以上の高齢者が全体の46パーセントを占めています。 一方、高齢者の死者数は前の年より15人減りました。県警は啓発活動などを通して交通ルールを周知したことや、高齢者の家に訪問し、直接、交通指導を呼びかけるなどの取り組みが、効果があったと分析しています。 また、去年から道路交通法の改正に伴い、自転車の運転中にスマートフォンなどを利用する「ながら運転」の罰則が強化されました。 このため、県警は「ながら運転」の防止や自転車を運転する際のヘルメットの着用などを呼びかけています。
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