萩原みのり26歳、芸能界引退へ 「30歳になった時に今よりも自分のことを好きでいられたら」【全文】
俳優の萩原みのりさん(26)が23日、芸能界を引退することを発表しました。 自身のインスタグラムで萩原さんは「突然のご報告となり申し訳ありません。私事ではありますが、この度、2023年12月31日をもってスターダストプロモーションを退所し芸能界を引退することに致しましたことをこの場を借りてご報告させていただきます」と発表。 今後については「これから先自分がどんな道を進んでいくのか1ミリも想像できないけど、30歳になった時に今よりも自分のことを好きでいられたらいいなぁ、って。それが今の小さな目標です」としています。 萩原さんは、2012年にCM『ベネッセコーポレーション進研ゼミ高校講座』でデビュー。その後も映画『N号棟』、映画『成れの果て』などで主演を務め、竹野内豊さんと山田孝之さんのW主演で話題の映画『唄う六人の女』が最後の出演作となりました。
【以下、コメント全文】
突然のご報告となり申し訳ありません。 私事ではありますが、この度、2023年12月31日をもってスターダストプロモーションを退所し芸能界を引退することに致しましたことをこの場を借りてご報告させていただきます。 今日は久しぶりにほんの少しだけ長い投稿になりそうです。といいつつ何から書いたらいいのか分からなくて親指が進まずに30分が経ちました。先日、この投稿をどうやって書こうか悩んでるんだよねって友達に相談したら、そのまま書いたらいいんだよって言ってくれたから、改まらず、かしこまらず、そのまま書いてみようと思います。ドキドキする。 お芝居を始めた時、私は14歳でした。国語の音読ですら緊張して声が震える自分が俳優さんになるなんて、1ミリも想像ができなかった。オーディションは何回行っても毎回異常なほど緊張して、手も足も声も震えて、頑張ってセリフを覚えても緊張で全部忘れちゃって、1年くらい全て落ち続けました。ある時マネージャーさんから「見てもらうんじゃなくて、見せておいで。これが萩原みのりです、って見せておいで。」ってオーディションに向かう途中に言われて。今でもその日のことはすごく覚えてるんだけど、初めてオーディションが楽しいと思えた。それが私にとって初めて受かったオーディションでした。 それから色んな現場に行かせてもらえるようになって。踊ったり、歌ったり、江戸時代に行ったり、色んな学校の制服着たり、戦ったり、復讐したり、超能力使えたり、ケーキ屋さんになったり、看護師さんになったり、鬼になったり、ヘビになったり。様々な経験をさせていただきました。楽しかった。 気づけばもうすぐ13年。 すごく長かったような気もするし、あっという間だったような気もします。 たくさん考えました。 たくさんたくさん悩んで、決めました。 私は今日まで、沢山の方々に支えていただきながらお仕事を続けてくることができました。応援してくださる皆さんが喜んでくれることが、なによりも一番嬉しかったです。デビュー作の頃から変わらず支えてくださる方や、わざわざ遠方から新幹線に乗って舞台挨拶を観に来てくださる方もいて、私を見て泣いてくださる方を見て、私の方が泣きそうでした。沢山愛をくれてありがとう。 何度も何度も救われました。今まで頂いてきたお手紙も、全て宝物です。 この決断をするまで一緒に悩んでくれて、背中を押してくれたマネージャーさんにも本当に感謝しています。これから先自分がどんな道を進んでいくのか1ミリも想像できないけど、30歳になった時に今よりも自分のことを好きでいられたらいいなぁ、って。それが今の小さな目標です。 もうすぐ27歳。 しっかりと、無邪気に、これからも頑張ります。 皆様もどうか、たくさん自分を褒めて、たくさん甘やかして、たくさん幸せでいてください。 ありがとうございましたよりもありがとうございましたが伝わる言葉が欲しくてたまりません。 今までほんとうに!とっても! ありがとうございました!!!!!