「本州最北の高速」 全通へ向け2つのバイパス工事進む 半島北側は2025年度に開通予定
北側区間で工事が進む
青森県下北地域県民局地域整備部は2024年11月28日(木)、下北半島で整備を進める国道279号「下北半島縦貫道路」について、その北側区間に当たる「むつ南バイパス」「奥内バイパス」の工事進捗を公表しました。 【どこまでできた?】2つのバイパスを俯瞰撮影 むつ南バイパスは、むつIC~むつ奥内IC(仮)間8.7kmを指し、うち、むつIC~むつ東通IC間3.4kmは開通済み。残る5.3kmの区間は2025年度に供用開始する予定です。むつ東通ICから0.3km地点、3.0km地点、3.8km地点はおおむね舗装が完了しており、1.3km地点では盛土造成などが行われています。 奥内バイパスは、むつ奥内IC(仮)~むつ中野沢IC(仮)間11kmを指し、2022年度に事業着手。現在は測量・設計などが進められています。 下北半島縦貫道路は、全線が開通すると野辺地町からむつ市田名部までを結ぶ約70kmの高規格道路となります。下北半島から青森・三沢両空港や東北新幹線へのアクセスが向上するほか、緊急輸送道路としても機能します。南側区間では、野辺地IC~横浜吹越IC間25.3kmが開通済みです。
乗りものニュース編集部