軽初ミッドシップ・オープン、ホンダ「ビート」は価格138.8万円。Sが付いていないからスポーツカーじゃないって?【今日は何の日?5月16日】
●ビートは、オープンカーを楽しむクルマでスポーツカーではない?
ビートの生産終了から19年後の2015年、ビートのコンセプトであるMRレイアウトと低重心を継承した「ホンダS660」がデビューした。エンジンは、ビートがNAであったのに対し、ターボを装着してトルクを太くし中高速域の走りに磨きをかけた。 ここで疑問に思うのは、なぜビートには車名にSが付けられなかったのか? ホンダのスポーツカーSシリーズは、1963年の「S500」に始まり、「S600」、「S800」、「S2000」、そしてS660と“S”の冠が付けられている。これについて、ホンダは“ビートはスポーツカーでなく、オープンカーを楽しむためのMRアミューズメントである”として、スポーツカーではないと明言したという話がある。 チョット釈然としない部分があるが、作ったホンダが言うのだから…そうなんだろう。 ・・・・・・ ビートは、生産が終了してすでに30年近く経つが、今でも根強い人気を誇り、街中で時々見かけることがある。ビートの生産台数3万3892万台のうち、生産終了から26年も経った2021年12時点の残存台数は1万7072台という報告がある。半数以上がまだ市場に残っているとは驚きだ。未だに人気がある、ユーザーが愛着を持って大事に乗っているということだろう。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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