【阪神・岡田監督語録】「あれ、ストライクか。ボールばっかり振ってるからや」 “輝ストライク”に言及
◇セ・リーグ 阪神0―2広島(2024年5月7日 甲子園) 阪神は今季最多観衆の甲子園で無得点敗戦した。7回、8回と満塁のチャンスを作っても、あと1本が出なかった。 岡田監督は8回1死満塁でフルカウントから外角のきわどい球をストライクに取られ、不満を見せた佐藤輝の打席について「あれ、ストライクか。ボールばっかり振ってるからや。選球眼のいい打者だったら、ボール言うかも」と“輝ストライク”ではなかったか、と言及した。以下は一問一答。 ――村上に勝ちをつけたかった。 「まあ、自責0やからなあ」 ――粘り強く投げていた。 「いやいや、だからまだ行かせたんよ。あそこな。そら、お前勝ち投手な、(自責)ゼロで負けたらな」 ――6回に(村上に)代打を出さなかったのは続投の方が試合に勝つ確率も高いと考えたのか。 「いや、確率やなしに、そんなん代えられへんよ、あんなところで。(打席が)回ってきても代えてないよ、そんなん。誰も用意してないよ」 ――7回、8回はチャンスだった。 「あれ(佐藤輝の三振)、ストライクか。なんか、ちょっと広かったなあ。近本のも簡単に見送ったやつもなんか」 ――今日は判定か。 「判定ていうか、そらボールばっかり振ってるバッターやからな。そらそうやで、選球眼のええバッターやったら、審判も人間やから、ボール言うかも分からんで」 ――そう思われてる。 「そうやんか、ボール振るバッターやから、そら人間やから審判も思いよるよ。こいつは絶対ボール振れへんてなればボールなるよ。機械じゃないんやから。そういう意味では味方に付けなあかんわ、審判も」 ――8回はなんとかしたかった。 「そんなん当たり前やんか、なんとかしたいのは。まあでも、2球ファウルでも甘い球やからな結局な、あれファウルにしとったらなあ、あかんわなやっぱりな。あれで仕留めとかなあかんわのう」 ――1―3の5球目とか。 「のう。真っ直ぐも1、2、3で行けるようなカウントやしなあ。そういう意味では1球で仕留める、そういう場面やから。何球も粘って粘ってのあれじゃない場面やもんな。ああいうチャンスは1発で仕留めんとなあ、1スイングで」 ――2点差で桐敷投入したのも勝ちに行くため。 「いやそら分からんから。打順的にもなあ、1番点入る打順やったしなあ」 ――床田も、もう負けられないと投げてきた。 「でもよう投げさしたなあ。頭から変わると思ったけどなあ、8回は」 ――続投してきた時はしめたと思ったか。 「そら思うよ」 ――中野(の失策)も珍しい。 「いや、シートかぶせた後は気いつけなあかんねん」