成河「アーティストとしての彼らの心に応えたい」日本初演のひとりミュージカルが開幕
俳優の成河(43)が20日、東京・品川プリンスホテル クラブeXで、この日開幕するひとり芝居ミュージカル「ライオン」の公開稽古を行った。 ニューヨーク・ドラマ・デスク・アワードで最優秀ソロパフォーマンス賞や、ロンドン・ウエストエンドの最優秀ミュージカル賞を受賞した、ベンジャミン・ショイヤーの自伝的ミュージカル。全曲を弾き語りで進めるひとりの人生の物語。 たくさんのランプがセットされた舞台にあるのは5本のギターと、役者ひとりだけ。主人公・ベンは10歳からの人生をギターの調べとともに観客へ父からもらった音楽と初めてのギター、反抗期での父との別れ、家族との不和、自身のガン闘病体験などを語りかける。 日本初演の大役を担った成河は「この『ライオン』という作品をオリジナルメンバーとともに届けられる事に誇りと喜びを感じます。ご本人であるベンジャミンは500回、英国版のマックスは実に150回以上の上演を各国で重ねて来ました。そして初めての他言語上演となる今回、彼らは本当に温かく僕のことを受け入れてくれました。今はそのアーティストとしての彼らの心に応えたい。この熱が、皆さまにとって良いものとなりますように」とコメントを寄せた。 公演は23日まで同所。
中日スポーツ