20万円の高額罰金もあり得る!? 「車庫飛ばし」とは
車庫飛ばしを行うと、最大で20万円の高額罰金が適用される可能性があります。しかし、車庫飛ばしがどのような行為に該当するか分からない人もいるでしょう。 今回は車庫飛ばしとはどのような行為かとあわせて、実際に発生する罰則についてご紹介します。車庫飛ばしがバレてしまう原因や、なぜ行われるのかについてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
車庫飛ばしとはどのような行為?
車庫飛ばしとは、車庫証明書に記載されている場所と異なる場所に車を保管する行為です。よくある事例としては引っ越し時の手続きを忘れてしまった、親族間で車を譲り渡したなどがあげられます。 悪意の有無にかかわらず、車庫飛ばしは立派な犯罪行為です。発覚した際は罰則や罰金が科せられることもあるため、注意しましょう。 自動車の保管場所の確保等に関する法律では、車庫飛ばしに該当しないためには、「保管場所の位置を変更したときは、変更した日から十五日以内に、変更後の保管場所の位置を管轄する警察署長に、当該自動車の使用の本拠の位置、変更後の保管場所の位置その他政令で定める事項を届け出なければならない。」としています。 必要書類や記入例などは保管場所を管轄する警察署で確認可能です。 なお、住所変更時は申請手数料と標章交付手数料が発生します。金額は都道府県によって異なりますが、3000円前後を想定しておきましょう。
車庫飛ばしによって発生する罰則
車庫飛ばしに該当すると、違反内容に応じてさまざまな罰則が発生します。主な罰則の事例について、以下の表1にまとめました。 表1
※警視庁 「罰則 自動車の保管場所の確保等に関する法律」を基に筆者作成 知らないうちに車庫飛ばしに該当してしまった場合も、上記の罰則が適用される可能性があります。
車庫飛ばしがバレてしまう原因
車庫飛ばしがバレてしまう原因はさまざまですが、中でも主な原因としてあげられるのは以下の3つです。 ・他県ナンバーが日常的に走行している場合 ・交通違反を犯した際に免許証を提示した場合 ・車検の際に使用者の住所を変更する場合 上記を見ても分かるとおり、車庫飛ばしがバレる原因は日常にも潜んでいます。 手続きに手間はかかりますが、それ以上のリスクやデメリットがともなうのも事実です。引っ越し時や車を譲り受ける際は必ず手続きを忘れないようにしましょう。