どうなる甲斐拓也の人的補償 「投手に魅力感じなかったら金銭」高木豊氏が大胆予想...「野手には目もくれない」
プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年12月22日までにユーチューブを更新し、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償を独自予想した。 【動画】ソフトバンクの「課題」を解決するかもしれない左腕 ■「ソフトバンクがほしいのは、戸郷、山崎クラス」 巨人は17日にFA宣言していた甲斐と選手契約を結んだことを発表。スポーツ紙によると、甲斐の今シーズンの年俸は2億1000万円(金額は推定)で、人的または金銭の補償が発生するBランクとみられる。 これにより、ソフトバンクが人的補償を選択した場合、巨人がプロテクトした28人以外の選手を獲得することが可能となる。インターネット上では、早くも人的補償が大きな話題を集めている。 動画では、高木氏が28人のプロテクトを独自に予想。24年シーズンまでの実績をもとに、投手、捕手、内野手、外野手それぞれの選手を評価し、プロテクトリストを作成した。 その中で、高木氏はソフトバンクが人的補償を選択したケースに言及し、次のように分析した。 「ソフトバンクがほしいのは、例えば、当たり前かもしれないが、戸郷(翔征)とか山崎伊織とか、そういうクラス。それに準ずるといえば、例えば横川(凱)とか、井上(温大)だとか。井上は無理だと思うが、赤星だ(優志)とか。これもプロテクトするよな、絶対に。そうしたら、なかなか欲しいのということにはならない」
「中川皓太はプロテクトされないと思う」
高木氏は、ソフトバンクの課題を「左の中継ぎ」と指摘し、人的補償の候補に中川皓太(30)、大江竜聖(25)、今村信貴(30)の3投手の名を挙げた。 「中川はブロック(プロテクト)されないと思っている。打たれ方が嫌。見え方が。ソフトバンクもそれを見ている。それだったら大江が外れていれば、大江の方がいいんじゃないかと。こういうタイプが重宝される。中川はきれいすぎる。大江が外れているのなら、大江の可能性がある」 そして、こう続けた。 「若くて力のあるピッチャーはいるが、経験がまだ足りない。今年の日本シリーズはいい経験になったと思う。大江は変則で投げることができるのが強み。ただ、来年の(巨人の)構想を考えると、大江は入ってこれない。中川も厳しいくらいだから。プロテクトから外れるならば(ソフトバンクは)大江を持っていく。それか中川を持っていく。魅力を感じなかったら金銭。野手には目もくれないと思う。今村、中川、大江の(中の)ひとり。これが取れないのなら金銭」 インターネット上では、巨人が捕手の甲斐を獲得したことで、ソフトバンクは人的補償で捕手を補強すると予想する者もおり、今後の動向に注目が集まる。