選択肢が膨大な今、コスメブランドのなり立ちや特徴を知って納得の選択を
【選び方】価格と効果、国産と海外、作り手…選択肢が膨大な今、その違いを知ると選びやすくなる
成分・処方・選び方・肌の扱い方・情報の見極め。美容にまつわる “今の正解”をスキンケア取材歴28年のエディター大塚真里が分析。 【写真7枚】この記事で紹介した、大塚さんがブランド背景の説明にチョイスしたアイテムはこちらからチェック!
誰もが自分のブランドを作ることができる時代
この数年で化粧品ブランドは一気に増えました。昔からある国産や海外の百貨店ブランドは存続したまま、バラエティショップやドラッグストアで手に入るブランド、店舗をもたないDtoCブランドなどが増え、コンセプトも価格も多様化。さらに、ファッションブランドが作るコスメ、タレントやインフルエンサー、ヘア&メイクアップアーティストのプロデュースブランド、韓国や中国からどんどん上陸するブランドなど、もはや百花繚乱で追い切れない程です。 ここではそうした出自も価格も多彩なコスメブランドがどうやって作られているのか、それぞれのなり立ちや特徴を分析してご紹介します。ブランドの背景を知れば、納得して選びやすくなります。
大人気の韓国コスメ、たくさんブランドがある理由は?
韓国は化粧品OEMメーカー(他社ブランドの製品を委託を受けて製造するメーカー)や容器メーカーの体制が進化しており、スピーディに製品開発が可能。そのため、新しいブランドや製品が次々と生まれやすい環境です。 韓国最大級の化粧品会社・アモーレパシフィックは、高い研究力と研究開発力を生かし、系列に大手OEMメーカーをもつ。 アモーレパシフィックのブランドのひとつ。ラネージュバウンシースリーピングマスク 60ml ¥3,960
価格が高い、安いその理由はどちらも明確
高額なブランド品は、独自成分を研究開発したり、上質な材料を使っていたり、美しい容器をゼロからデザインしているなど、開発費用が大きいもの。安価なものは容器の費用を抑えるなど工夫されており、最近は中身のいいものがほとんど! 型から起こした美しい容器、独自成分の開発、心地よいテクスチャーなど、高級なコスメはその分すべてにこだわりが。 「ザ・ギンザを使っている」という満足感も大きな価値に。ザ・ギンザモイスチャーライジングローション 200ml ¥20,900 見慣れた形の既製の容器を使ってコストを抑えつつ、中身はしっかり良質なものが多い、最近のプチプラスキンケア。 高い保湿力に定評あり。コーセー マルホ ファーマ カルテHD モイスチュア ローション[医薬部外品]150ml ¥1,980