【A東京vs長崎3連戦が激熱】ザック&雄大の元チームメート対談「リーグの熱をさらに高めましょう」
Bリーグ2023-24シーズンの開幕から快進撃を続けるアルバルク東京と長崎ヴェルカ。A東京はリーグ随一のディフェンス力を披露して2018-19シーズン以来のリーグ制覇を狙う。一方、長崎はB1初年度にも関わらず持ち前のスピードに乗ったオフェンスを武器に強豪がひしめき合う西地区で上位をキープする。 この2チームが12月13日にアリーナ立川立飛で行われる天皇杯3次ラウンドで初めて公式戦で相まみえる。さらにその週末には戦いの場を長崎のホーム、長崎県立総合体育館に移してBリーグのレギュラーシーズンで激突! 実に3連戦が予定されているのだ。 A東京と長崎は何かと関わりの深いチーム同士であることは多くのファンは認知しているところだろう。そこで、今回、A東京からザック・バランスキー、長崎から馬場雄大に登場いただき対談を実施。馬場選手にとっては古巣との対戦、またザック選手にとってはA東京のスタッフだった長崎の伊藤拓摩GMや前田健滋朗ヘッドコーチとの再会を楽しみにしているとのこと。早速、2人の対談をお伝えしよう。 取材協力=アルバルク東京、長崎ヴェルカ インタビュー=入江美紀雄 構成=吉川哲彦
試合よりも厳しかった練習時間があったからこそ2連覇達成
――当時のアルバルクはルカ・パヴィチェヴィッチ氏がヘッドコーチでした(現サンロッカーズ渋谷)。今だから言える話はありますか? ザック テクニカルファウルを1個でも減らすために、後ろからシャツを思い切り引っ張るのはよくやってました。アシスタントコーチが引っ張るとめっちゃ怒るんですけど、選手が引っ張ると何も言わないんで。 馬場 試合中は選手より汗をかいてましたね。一緒に試合してるようなイメージです。でも、それがあったからこそ40分間やり続ける意識もできたかなと思ってます。 ザック 練習が長いし厳しいし、雄大とか(田中)大貴、(菊地)祥平とマッチアップするのが一番しんどかったので、試合のほうが気楽な感じはちょっとありました。ピリピリ感も常にあったんじゃないかなと思いますね。切磋琢磨しつつ、練習が終わったらみんな普通に仲が良い。メリハリがしっかりしてたと思います。 馬場 僕はプロに入りたてで、チームを俯瞰して見ることはできなかったんですけど、ザックさんも言ったように、練習が試合より強度が高かったので、それで試合にすんなり入れたところもある。それは当時のメンバーとルカのおかげだと思います。 ――最初の優勝と2回目の優勝は違うものでしたか? 馬場 違いましたね。2回目はバックトゥバックを目指す中で、レギュラーシーズンで上手くいかない時もありつつ、ワイルドカードから全員でプレッシャーをはねのけて掴み取った。連覇の難しさと、「チーム一丸ってこういうことなんだ」というのを学んだシーズンでした。