商品に虫が混入していたとしてはごろもフーズが取引先の業者を訴えていた裁判は和解が成立
ツナ缶に虫が混入していたとして静岡市に本社がある「はごろもフーズ」が下請け業者を訴えた裁判は、和解が成立しました。 はごろもフーズは、2016年に販売したツナ缶1個に虫が混入したことでブランドイメージが損なわれ、売り上げが減少したなどとして、下請け業者の興津興津食品を訴えていました。 静岡地裁はおととし、興津食品に1億3000万円余りの支払いを命じましたが、興津食品が控訴していました。 関係者によりますと、東京高裁が和解案とその理由を提示。 その後、和解が成立しました。 守秘義務条項があるため、和解内容については明らかにされていません。 はごろもフーズは「詳細は回答できない」としています。 一方、興津食品の池上浩司社長は、「これで将来、事業をどうするか腰を据えて考えることができる」としています。