1か月 気温は西ほど高め 雨多く 平年より早い桜のシーズンへ お花見は計画的に
今日14日、気象庁からこの先の1か月予報が発表されました。気温は全国的に平年並みか高く、特に西日本で平年より高くなるでしょう。来週は一時的に寒気の影響を受けますが、その後は西ほど高温傾向に。ことしの桜のシーズンは平年より早く、来週は開花ラッシュになりそうです。
数値予報モデルによる予測結果
今日14日、気象庁からこの先の1か月予報が発表されました。 1か月平均の地上気圧は、日本付近は西高東低の気圧配置の影響を受けやすい時期があるでしょう。また、本州の南岸付近で気圧の谷となり、東、西日本を中心に、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい時期がある見込みです。 上空約1500mの気温は、大陸から本州付近は平年より高いですが、日本の東では平年より低く、日本付近は寒気の影響を受ける時期もあるでしょう。
気温は西ほど高め 西・東日本は雨多い傾向
1か月の気温は、沖縄・奄美は平年より高く、西日本で平年並みか高い見込みです。 今日14日(木)、九州南部と沖縄・奄美地方に「高温に関する早期天候情報」※が発表されました。 九州南部と沖縄・奄美地方では3月23日(土)頃から、南からの暖かい空気が流れ込みやすいため、気温が平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。高温に弱い農作物の管理などには注意が必要です。 東日本と北日本の気温は平年並みでしょう。北日本ほど寒気の影響を受ける日がありそうです。暖かくなったと思えば、寒さが戻ったり、日々の寒暖差が大きくなりそうです。服装選びに気をつけて、お過ごしください。 降水量は西日本や東日本で平年並みか多く、湿った空気の影響を受けやすく、まとまった雨の降る日もあるでしょう。ちょうどお花見シーズンを迎える時期ですが、日照時間も西日本や東日本ほど平年並みか少ない見込みです。青空の下、お花見日和となる日が比較的少なく、あれば貴重となるかもしれません。 ※「早期天候情報」とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、情報を発表します。