ビデオ判定意味なし? 疑惑の判定 2バウンド認められず<全米オープン>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9月1日(現地8月31日)、女子シングルス3回戦が行われ、第22シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)が第15シードのA・カリンスカヤを6-3, 6-1のストレートで破り、初のベスト16進出を果たした。この試合の第1セットで疑惑の判定があった。 【動画】疑惑の判定、ビデオ判定は意味なさず? 実際のシーン この試合の第1セットの第3ゲーム、デュースの場面でハダッド=マイアのショットがノットアップ(2バウンドでの返球)ではないかとカリンスカヤがビデオ判定を要求した。 普段のツアー大会ではノットアップに対するビデオ判定がなく問題となるケースがあるが、今大会はビデオ判定が導入されている。 リプレー映像では特にハダッド=マイアの後ろからの映像でボールが2バウンドしている様子が映し出されているように思われたが、ビデオ判定の結果、主審は2バウンドしていなかったと判定し、ボールを返球していたハダッド=マイアにポイントを与えた。 カリンスカヤは抗議を行ったが判定は覆らなかった。こうした事態を避けるためにビデオ判定が導入されていたが、疑惑の判定が起きてしまった。 その後このゲームはハダッド=マイアがキープ。試合もハダッド=マイアがストレートで勝利を収めた。 勝利したハダッド=マイアは4回戦で世界ランク71位のC・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。ウォズニアッキは3回戦で同143位のJ・ポンシェ(フランス)を下しての勝ち上がり。
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