「今度は歴史を見守る番」球界レジェンドがジェームズ親子の“NBA初共演”を祝福
10月23日(現地時間10月22日)、ロサンゼルス・レイカーズに所属するバスケ界の“キング”ことレブロン・ジェームズとブロニー・ジェームズが、NBA史上初めて同時出場を果たした。 ホームのクリプト・ドットコム・アリーナで行われたミネソタ・ティンバーウルブズとの2024-25シーズン開幕戦、レイカーズ16点リードで迎えた第2クォーター残り4分に、レブロンとブロニーが同時にコートイン。場内が騒然となる中、ついに公式戦での親子共演が実現した。 NBAドラフト2024全体55位でレイカーズに入団したブロニーにとっては、記念すべきNBAデビュー戦。父レブロンが貫禄を示すかのように豪快なダンクシュートを決めると、父からシュートのお膳立ても。ブロニーは右ウィングから放った3ポイントが外れ無得点のままベンチへ下がったが、ジェームズ親子にとっては特別な3分間だった。 この模様をコートサイドで見守ったセレブリティがいた。MLB(野球)で親子共演の第1号となったケン・グリフィー・シニアとケン・グリフィー・ジュニア。2人は1990年にMLBの公式戦で同時出場しており、親子での2者連続ホームランという離れ業もやってのけたレジェンドだ。 2人はジェームズ親子が共演したこの日、クリプト・ドットコム・アリーナを訪れ、試合前にグリフィー&ジェームズ親子の4人で記念撮影。ケン・グリフィー・ジュニアは、かねてからジェームズ親子が共演する瞬間を見届けたいとの思いを抱いていたようで、前日に出演したポッドキャスト番組では「野球で初の親子プレーを果たし、今度はバスケットボールで初めて親子がプレーする瞬間を見届けられる。父と僕にとって、それはとても大事なことだよ。僕たちは歴史を作り、今度は歴史を見守る番なんだ。それがすごく楽しみなんだよ」と語っていた。 NBA公式サイトや現地メディア『Sporting News』は、これまで北米の主要四大プロスポーツで“親子同時出場”を果たした例として、NHL(アイスホッケー)のゴーディ・ハウとマーク・ハウ、MLBのケン・グリフィー・シニアとケン・グリフィー・ジュニア、同じくMLBのティム・レインズ・シニアとティム・レインズ・ジュニアの3組を紹介。NBAでは第1号となったジェームズ親子も歴史に名を刻む大きな一歩を踏み出した。
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