【山口県】「ゾウの体重、楽に測れるように」 徳山計量器がゾウの体重計寄贈
周南市新宿通の計量器修理販売業の徳山計量器㈱(水戸弘和社長)が徳山動物園(長畠和彦園長)にゾウの体重計を特注製作して寄贈し、計量記念日の11月1日に同園で寄贈式が開かれた。 これまで使用していた同園のゾウの体重計は長年の使用で破損。ゾウが前後の足を左右片方ずつ上げて小さな2枚の体重計にバランスをとりながら器用に乗って計測していた。 この体重測定の風景を昨年偶然SNSで見た水戸社長(59)が「測定の会社としてなんとかしなければ」と感じ、同園に寄贈を提案。4つの重量センサーを仕込んだ3畳分の大きさの鉄板にゾウが乗るだけで、1キロ単位で5,000キロまで計れる体重計を特別に設計、製作、施工して同園に贈った。
式には藤井律子市長、長畠園長、水戸社長らと、かわら幼稚園の園児(81人)も参加。全園児と藤井市長らを合わせた重さと、ゾウの体重はどちらが重いかを比較し、園児らは1,742キロ、ゾウは4,761キロで驚きの声が上がった。 水戸社長は「体重は健康のバロメーター。役立ててほしい」と話していた。