【入院中の食費】大部屋に30日間入院し、高額療養費制度を使っても請求額は20万円でした。病院の食事に「1食400円」は高いでしょうか?
食費以外で入院費を抑える方法
食費は金額が決まっているので節約は難しいでしょう。ここでは、食費以外で出費を抑える方法を紹介します。 ◆ベッド代を抑える 大部屋と個室では、ベッド代が変わります。個室の方が金額は高くなるため、入院費を抑えるならベッド代を考えましょう。個室と大部屋はそれぞれにメリットとデメリットがあるので、どちらのデメリットだったら妥協できるのかを考えることが大切です。 ◆医療費控除を利用する 医療費控除は、所得税が控除される仕組みの一つです。1月1日~12月31日までに支払った医療費が一定額を超えた場合に、算出した金額で所得控除を受けられるものです。 医療費控除は個人で払った医療費だけでなく、家族で医療費を多く支払った場合も合算して税金を抑えることができます。1年間で払った金額が必要なので、病院の領収書は必ず取っておくようにしましょう。 また、医療費控除ではなくセルフメディケーション税制の利用も可能です。例えば、薬局で市販薬を買っていて、1年間で1万2000円を超える場合は所得控除の対象となります。 セルフメディケーション税制の対象商品は決まっているため、該当するかどうかは、厚生労働省の「セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について」を確認しましょう。 また、確定申告の際にまとめて確認するために、購入したレシートは取っておくようにしましょう。
入院費は食費以外で抑えよう
入院費は、国の制度を利用しつつお金がかからない方を選ぶことで支出は抑えられるでしょう。 もっとも、入院費を重視するあまり精神的なダメージを負ってしまうようでは意味がありません。自分の精神状況と相談しながら、無理のない治療をしていきましょう。 出典 厚生労働省 入院時の食費について 厚生労働省 高額医療費制度を利用される皆さまへ 全国健康保険協会 協会けんぽ 高額な医療費を支払ったとき(高額療養費) 国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除) ※2024/7/10 記事を一部修正いたしました。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部