池袋にスウェーデン大使館公式自動販売機 サステナブル食品・飲料など販売
スウェーデン大使館公式自動販売機が現在、池袋サンシャインシティアルパ(豊島区東池袋3)地下1階に期間限定で設置されている。(池袋経済新聞) 【写真】スウェーデン大使館公式自販機の販売商品 スウェーデン大使館商務部が推進する、スウェーデンの食文化とライフスタイルを広く世界に伝えるプログラム「TRY SWEDISH!」の一環。 サステナブル食品・飲料にフォーカスし、さまざまなスウェーデンの商品を紹介する同販売機は2020年6月、スウェーデン大使館内に設置された。現在は同大使館が改装工事中のため一般への公開を停止している。 販売商品は、プラントベースプロテインバー「RE:DO」(500円)、スウェーデン王室ご用達の紅茶「The Tea Centre of Stockholm」(1,728円~)、スウェーデンのヨーテボリにある「スペシャリティロースター『GRINGO』」の「ドリップコーヒーパック」(970円)、「スウェーデンベリーオーガニックジャム『トルフォークゴート』」(1,400円)など。 タコス「Santa Maria(サンタ・マリア)」の商品は、チップス、サルサソース、タコスセット、スパイスミックスなど(250円~900円)を販売する。スウェーデンのタコスについてスウェーデン大使館商務部商務官の橋本ひかるさんは「スウェーデンには、金曜日は普段より早く仕事を切り上げ、家族や友人と食卓を囲んで自宅でまったり過ごす『まったりフライデー』という文化があり、自由を感じることのできる、次の日のことを考えなくてよい週末のスタートになっており、簡単に調理ができて野菜もたくさんとれるタコス料理は、この文化にぴったりのため、スウェーデンの金曜日のメニューとして国民に定着した」と話す。 ニシンを塩水漬けにして密封したスウェーデンの伝統的な発酵食品「シュールストレミング」(6,000円、限定3缶)も販売する。同商品について同大使館商務部は、「世界一臭く、食べるとおいしい発酵食品。危険なため、施設内での開封は禁止。開封方法、食べ方については大使館商務部インスタグラム投稿で確認してもらいたい」と呼びかけている。 橋本さんは「スウェーデンの食品飲料は、ビーガン、プラントベース、オーガニック、シュガーフリーなど体に優しく、持続可能な食糧供給、二酸化炭素排出、環境汚染の観点から環境にも優しい。日本人好みの味や、北欧のおしゃれなデザインも特徴。この自動販売機を通じて、スウェーデンの食品・飲料・文化をみなさんへ届けたい」と話す。 サンシャインシティアルパの営業時間は10時~22時。来年3月9日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク