「タンパリングを疑え!」「損害賠償請求は求めないのか?」西武HD株主総会でFA移籍したソフトバンクの山川穂高に恨み節?!
西武ライオンズの親会社である西武ホールディングスの第19回定時株主総会が21日、埼玉所沢市の西武第二ビルのくすのきホールで439人が参加して1時間39分にわたって行われ、借金25を抱えて最下位に低迷、交流戦前に監督が交代するなどの苦しい戦いが続いている西武ライオンズに関する質問、意見が12人中半分の6人の株主から飛び出した。昨年、強制性交容疑で書類送検されるという不祥事を犯しオフにFAでソフトバンクへ移籍した山川穂高(32)について、もう西武の選手ではないにもかかわらず、タンパリングの疑いやグループ全体が被った損害に対しての損害賠償を請求しないのか、などのシビアな意見が出た。 【画像】「乃木坂46」向井葉月さんがポニテなびく“世界一可愛いワインドアップ“を披露
西武の株主からすると不祥事を起こして昨シーズンはほぼ1軍の戦力とならず、あげくの果てに、オフにライバルのソフトバンクへFAで移籍した山川の問題は看過できないのだろう。4月13日の試合ではベルーナドームで、満塁本塁打を1試合に2発も打たれていただけに、なおさら恨みが増したのかもしれない。 西武ライオンズについて最初に質問した株主は「これまで何人も選手が流出している」と、ここ数年だけでも、浅村が楽天、森がオリックス、そして山川と主力打者が3人もFA流出している現状を嘆き、もう西武の選手ではない山川の移籍に関してのタンパリングを疑った。 「昨年(ソフトバンクへ)流出した山川に対してはタンパリングが疑われる事例が確認されている、元同僚の浅村が『アグー。ソフトバンクに行くってよ』と言うような形で(発言し)それが現実になった。これはもろにタンパリングだと思っている。これを追求してNPBになんとかしないのか?と訴えることをしないのか。しないのであれば情けない」 株主が取り上げた発言は2022年7月26日にPayPayドームで開催されたオールスターゲームの第1戦の練習風景のライブ映像にたまたま拾われていた浅村と柳田と思われる2人の音声だ。 浅村と思われる人物が「アグー(山川の愛称)ソフトバンク行くらしいよ」と語りかけ、柳田と思われる人物が「えっ?、誰? アグー? アグー?えっ、来年じゃないの?」と驚いているもので、当時、この動画がSNSで拡散されて反響を呼んだ。そのオフに山川はFA権利を得ていなかったが、結果的にソフトバンクにFA移籍することになり、この株主は、この時点からすでにソフトバンクが山川に誘いをかけていたというタンパリングを疑い、NPBへ訴え出るべきだと主張したのである。 回答した西武ライオンズの奥村剛球団社長は「いつも株主様には、暖かいご声援を賜り、誠にありがとうございます。しかしながら、成績がふるっておらず、ご期待に沿えずに申し訳なく思っております」と最下位に沈んでいる状況を謝罪。そして山川のタンパリング疑惑についてこう返した。 「山川選手につきましてFAの制度にのっとった移籍。私どもも彼とむきあって話をしました。タンパリングの話が出ましたが、事実を確認しておりませんので、追求するということは今現在考えておりません」
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