黄色いアサザ、日差しと仲良し 太陽に向き咲き、風に揺れ 長野市の池を彩る
14日、長野市松代町柴の金井池で、浮葉植物アサザの黄色い花が日差しに映え、池を彩っていた。岸に近い水面を覆うようにして太陽を向いて咲く花々は時折、風で揺れていた。 太陽の方を向き咲く「アサザの花」=アップ写真
辺りは産卵期のトンボが飛び回ったり、子育て中の水鳥カイツブリが食べ物を探したりと、生き物たちでにぎやかだ。釣りに訪れた保科孝さん(65)=若穂保科=は「20~30年前はこんなにも咲いていなかった」。
県環境保全研究所によると、アサザは朝に咲き夕方にしぼむ「一日花」で、花期は6~9月。県版レッドリストで絶滅の危険が増している「絶滅危惧2類」に指定されている。