せいや、初の半自伝小説が10万部を突破 『ホームレス中学生』と初速が一緒「嬉しいです」
自らが書き上げた半自伝小説『人生を変えたコント』
お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが30日、東京・HMVエソラ池袋で行われた小説『人生を変えたコント』(ワニブックス)のマスコミ取材会に出席。自身が初となる半自伝小説に込めた思いを明かした。 【写真】「本にして自分の中で消化する」 半自伝小説をアピールする霜降り明星・せいや 本作は、2021年夏より3年以上の月日をかけて、せいや自らが書き上げた半自伝小説。高校時代に経験した「ある日、突然はじまったいじめ」と「人生を変えた文劇祭のコント」について赤裸々につづられている。「同じような境遇の人たちに、ひとりでも多くの人たちに、この経験を話したい」という願いを高校時代から抱き、17年来の夢を実現させた。 早くも重版が決定し、発売から一週間で10万部を突破したことが関係者から告げられると、せいやは「ワニブックスの方が、興奮気味に『ホームレス中学生』と初速が一緒ですよ! と言ってくださった。10万超えたいと目標にしていたのでうれしいです」と大喜び。印税については、「どうなるんですかね。田村さん(麒麟・田村裕)が2億円というのは有名ですけど、続きたいですね」と話した。 本書の中では辛い体験も明かされたが、書籍化に踏み切った理由を聞かれると、「この体験をしたときに本にせなアカン。本で終わる話やなというのは当時から思っていて、本にして自分の中で消化するというのは夢でした。芸人で売れたから本を出すのではなく、どの道に行っても本を出すとは思っていました」と説明。「いじめを笑いで跳ね除けた話なので痛快ストーリー。笑って泣けるという感想が一番うれしいです。泣いて笑ってほしいです」とアピールした。 「昨年生まれたお子さんにも、いつか読んでほしい?」という質問には、「子どもがいつか読むかもしれないと思ったら、筆のスピードが上がりました。かなりモチベーションにはなりました」と回答。妻の反応については、「原稿の段階で読んでもらって、僕が仕事が終わって夜中3時くらいに帰ってきたら、リビングでめっちゃ泣いていました。褒めてくれて行けるなと思いました」と明かしていた。
ENCOUNT編集部