まさに迷走…。J1、シーズン中の監督交代数ワーストクラブ(3)大荒れ…。わずか3試合で解任された男も
先月、浦和レッズがペア・マティアス・ヘグモ監督を解任し、マチェイ・スコルジャ新監督を迎えたことが話題となった。では、これまでシーズン中に最も監督交代を行ってきたクラブはどこなのか。今回は2015~2024シーズンにおけるシーズン中の監督交代数が多いクラブ(現J1が対象)を紹介する。※暫定監督からの交代はノーカウント。在任期間や獲得勝ち点などのデータは『transfermarkt』を参照
柏レイソル 直近10シーズンの途中監督交代数:4回 現在J1リーグで16位に位置している柏レイソルは、過去10年間でシーズン途中の監督交代が4回あった。 柏は2014シーズン終了をもって、2009シーズン途中から指揮を執ったネルシーニョの退任が決まり、2009日間にわたる長期政権に終止符が打たれた。 その後任を務めた吉田達磨体制は1シーズンで終了し、2016シーズンはミルトン・メンデスを招へいしてスタートしたものの、わずか3試合で解任。家族の健康上の理由だったとされているが、辞任や契約解消ではなく解任と発表された。このことから、何かがうまくいかなかったと考えるのが自然だろう。2015シーズンの得点王FWクリスティアーノを手放した新体制は困難が続き、2016シーズンは後任を務めた下平隆宏のもと、年間8位でシーズンを終えた。 2017シーズンは下平体制継続で4位となって期待が高まったが、2018シーズンは大きく荒れた。セレッソ大阪が元日の天皇杯で優勝したことも影響してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にした。だが、アジアへの挑戦権が歯車を狂わせたのか、シーズン序盤からつまずき、5月に下平監督が解任となる。その後、加藤望が後任を務めたが、成績はさらに悪化した。1試合平均勝ち点0.92で下位に低迷し、11月にシーズン2度目の監督解任が発表され、岩瀬健が就任した。 2019シーズンにネルシーニョが復帰し、1年目でJ2優勝&J1昇格を果たしてまたしても長期政権を築いたが、2023シーズンは開幕から不振が続き、5月に双方合意のもとで契約を解除。井原正巳がその後任となり、現在も指揮を執っている。
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