車のローンが負担です。「借り換え」をしたほうがよいのでしょうか? いくら安くなると借り換えのメリットがあるのでしょうか?
車のローンを契約している人のなかには「毎月の返済負担が大きい」ことに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで、総返済額や利息負担の軽減、毎月の返済額の見直しなどを目的に、現在よりも金利が低い車のローンへ借り換えを検討する人もいることでしょう。借り換えによって金利が1.0%低くなるだけで、数万円もの減額効果が期待できます。 本記事では、車のローンの借り換えについて解説します。
車のローンの借り換えとは?
車のローンの借り換えとは、現在契約している車のローンを、より有利な条件で借り直すことを意味します。別の金融機関で新たに車のローンを契約したあと、その融資金で現在借りている車のローンを一括返済する仕組みです。 車のローンの借り換えをする際には、借り換え先に申込手続きを行うことや審査に通ることが必要です。しかし、借り換え後の貸付条件によっては、総返済額と毎月の返済額を軽減できる、車の所有権を自分名義にできるなどのメリットがあります。 ■総返済額と毎月の返済額を軽減できる 現在、契約している車のローンの金利よりも、借り換え後のローンの金利が低ければ、その分だけ総返済額を軽減できる効果があります。金利が低くなれば、その分だけ支払う利息も少なくなるからです。 また、毎月の返済額を負担に感じている場合、車のローンを借り換える際に、無理なく返済できる金額で契約することも可能です。 ■車の所有権を自分名義にできる ディーラーで自動車ローンを契約した場合、その自動車の所有権は完済するまでディーラーが持つことになります。金融機関が取り扱う自動車ローンに借り換えれば、自動車の所有権を自分にできるのは、大きなメリットといえるでしょう。
今の返済額からいくら減額できれば借り換えしたい?
車のローンを数年かけて返済する場合、総返済額や支払う利息に差が出ます。 総返済額や利息がどのくらい安くなれば、借り換えのメリットがあると判断するのかは利用者次第です。 なお、個人向け融資プラットフォーム「Embedded Finance」を運営する、クラウドローン株式会社(東京都新宿区)が実施した「マイカーローンについて金利と借り換えの意識調査」(調査期間:2023年1月12日、調査対象:各種ローンやクレジットカードで車の購入をしたことがある、現在ローン返済中の20~59歳の男女361人)しました。 調査によると、「今の返済額からいくら減額できれば、手間をかけてでも借り換えしたいと考えますか」の設問に対し、毎月5000円と回答した人が全体の28.3%と最多でした。 各金融機関のホームページから、返済額試算シミュレーションを行えます。現在と借り換え後の適用金利で比較を行い、どのくらいの軽減効果があるのかを確認してみてください。