【伊原春樹コラム】歴史的大失速でBクラスの広島。明らかだった得点力不足 巻き返しに問われる本気度
新井監督率いる広島は昨季の2位から今季は4位と順位を落とした[写真=川口洋邦]
【伊原春樹の野球の真髄】 広島が9月に大失速した。同月は5勝20敗と大きく負け越し。月間20敗はセ・リーグワーストタイ記録だ。10月2日にはBクラスが確定した。9月に入った時点で首位に立っていたチームが、Bクラスとなるのはプロ野球史上初だという。 10月2日のヤクルト戦(神宮)は先発の床田寛樹が乱調だった。初回二死一、二塁のピンチを迎えるとオスナに左中間へ適時二塁打。あっさり先制点を失うと2回には二死から高橋奎二、青木宣親に連打を浴び、長岡秀樹に適時二塁打。さらに二死二、三塁からサンタナに142キロの直球を右翼席にたたき込まれ、この回一挙4点を奪われてしまう。2回5失点と先発の役割を果たすことができずにマウンドを降りた。 床田は8月終了時点で自己最多タイの11勝をマークしていた。ところが・・・
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週刊ベースボール