トキエア、新潟-仙台線を2025年1月から減便へ 毎日運行→週末中心の4日、ビジネス利用伸び悩み...
新潟空港を拠点にする航空会社トキエア(新潟市東区)は10月28日、毎日運航の新潟-仙台線を2025年1月下旬から、週末を中心とした週4日運航に減便すると発表した。トキエアは「週末の観光利用が多く、ビジネス客らの平日利用が伸び悩んだ」と説明している。 減便は2025年1月28日に始める。金土日月の週4日、1日2往復する。ダイヤと最安9000円の運賃に変更はない。 仙台線は4月26日、両地域間の定期便として26年ぶりに就航。当初は月水金土日の週5日運航だったが、7月12日に毎日運航に切り替えた。片道約50分のフライトで新幹線や高速バスと比べて大幅な時間短縮になり、トキエアは平日のビジネス利用も見込んでいた。 しかし、新型コロナウイルス禍を経て企業の出張の頻度が減るなど需要が高まらず、車などとの競合もネックとなった。国土交通省東京航空局によると、5、6月の利用率は20%台。毎日運航にして利便性が上がった7、8月も40%台にとどまっていた。 トキエアは「利用者の皆さまにご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げる。観光の利用が多い週末に注力し、路線を継続させていきたい」としている。 トキエアは1月末に最初の新潟-札幌(丘珠(おかだま))線を就航。仙台線は2路線目で9月下旬に新潟-名古屋(中部国際)線が就航した。