福島・南会津町の強盗致傷事件でベトナム国籍の男2人逮捕 栃木・長野などの広域強盗事件で逮捕・起訴
福島テレビ
2024年5月に福島県南会津町の山間にある住宅で起きた強盗致傷事件。警察はこの事件に関与した疑いで、ベトナム国籍の男2人を逮捕した。 <一人暮らしの60代女性 現金奪われる> 強盗致傷などの疑いで警察が逮捕したのが、ベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(26)と、マイ・ヴァン・シー容疑者(24)。 事件は2024年5月、南会津町藤生の住宅で発生。この家に一人で暮らす60代の女性が、押し入ってきた複数の男に拘束され、現金を奪われました。 2人は被害女性の両手両足を粘着テープで縛り、刃物を付きつけるなどの暴行を加えてケガをさせ、「殺すぞ」「カネはどこにある」などと脅迫して現金・約2万円とネックレスを奪い取った疑いが持たれている。 <4県で相次いだ強盗事件> 2人は同じ時期に、栃木・群馬・長野にまたがり相次いで発生した強盗事件に関わったとしてすでに逮捕・起訴されている。 捜査関係者によると、2人が使用したとみられる車が南会津町の現場周辺にある防犯カメラに映っていたほか、犯行に使用したとみられる粘着テープや刃物のほか、被害品などが2人が拠点としていた場所や車から見つかっているという。 調べに対しホアン容疑者は概ね容疑を認めていて、マイ容疑者は黙秘をしているという。 <福島県での捜査が最後> 栃木・長野・群馬・福島で相次いだ強盗事件では、山あいの住宅が狙われたこと。 被害者を縛り、現金を奪うという手口、男2人組で片言の日本語を使っていたなどの類似点があった。 警察は合同捜査班を設置し、これまで福島県以外の3県で発生した強盗事件について2人の容疑を裏付けた。 福島県警察本部は、捜査を終えた群馬県から11月26日に2人の身柄を移送した。現場近くの防犯カメラに映っていた車の映像や見つかった被害品など、積み重ねてきた証拠を基に本格的な調べに入る。
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