姫路SAの相乗り行為の長時間駐車は減ったのか? 一般道からの進入を不可にする措置の効果が明らかに。
姫路河川国道事務所は、2023年9月13日をもって、姫路バイパス 姫路SAの一般道からの進入を不可とした。これは、姫路SAの駐車場で常態化している「相乗り行為」による長時間駐車の対策だ。措置から3か月、その効果のほどは? 【画像を見る】姫路SAで一般道からの進入を不可にして相乗りは減った?
姫路SAで一般道の進入を禁止した理由とは?
姫路SAではサービスエリアの小売店や飲食店は「ガラガラ」なのに、なぜか駐車場は満車で施設を利用したり休憩をとったりできない状態であった。その原因こそ、姫路SAでの長時間駐車に他ならない。姫路SAの駐車場で待ち合わせ、乗って来た車両を乗り捨て、迎えに来た車両に相乗りするのだ。 姫路バイパスの通行料は無料、姫路SAの駐車場も無料、さらに、施設は上下線で共用かつ、一般道から進入できるという、利便性の高さと立地の良さが仇となったかたちであった。 詳しくは、「姫路SAの「施設は空いているのに駐車場は満車」に終止符か? 9月13日22時、一般道からの進入を不可にする措置。」を読んでもらいたいが、姫路河川国道事務所には長時間駐車の車両を取り締まる権限はなく、看板設置や啓発活動を繰り返したが、長時間駐車の改善には至らず、2023年9月13日22時、ついに一般道からの進入を不可にする強い措置に踏み切った。 この措置によって、姫路バイパスの姫路西ICでは、一般道から姫路SAには進入できなくなったのだった。果たして、措置から3か月、長時間駐車は改善されたのだろうか。
利用者の期待する以上の効果が……!?
姫路河川国道事務所によると、昨年度同時期(対策前:2022年12月5日)と今年度同時期(対策後:2023年12月11日)の利用状況を比較したところ、長時間駐車(4時間以上)の台数が61台から37台に減少(約40%減)、そのうち、相乗り行為の台数は40台から1台と、大幅に減少(約80~95%減)しており、措置の効果を大いに実感できる結果となったことが明らかになった。 なお、対策後の相乗り以外の長時間駐車(36台)の利用時間帯は、ほぼ夜間(おおむね21時~6時)となっており、ドライバーの休憩・休息のために利用されたものとみられる。