【競輪】選手養成所の次世代型総合トレセン起工式/JKA
JKAは18日、静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所に新設する次世代型総合トレーニングセンターの起工式を行った。1968年7月に東京都調布市から移転して56年がたち、施設の老朽化が進んでいるため、総合トレーニング棟と候補生宿舎棟を融合して一新する。 新施設は「トレーニングとリカバリー」がコンセプト。宿舎から練習バンクなどへの移動動線を工夫し、より最先端の科学的トレーニングに取り組む環境を提供。競輪界・自転車競技界を代表する選手の育成を目指す。完成は2026年冬頃を予定。 木戸寛・JKA会長の話今回の改修計画は競輪界全体のさらなる発展を見据え、国内の競輪、そして「KEIRIN」という競技の魅力を一層高めるとともに、世界水準で戦える選手が輩出されることを期待している。完成後は地元との連携を図り、施設の開放も促進していきたい。 瀧澤正光・日本競輪養成所所長の話新施設には期待する部分が多い。例えば「休息」も重要視しており、質の高い休息を取ることで訓練の精度向上にもつながると考えている。また、動線も改善されることから移動時間の大幅削減にもつながり、その分を自主練習などに充てることができるようになる。訓練生の主体性を伸ばす意味でも、完成が待ち遠しい」