ジュリアが日本ラストマッチで藤本つかさとの対戦を熱望!5年前のドロドロ移籍騒動がついに決着?!
19日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。ジュリアが日本ラストマッチの相手に藤本つかさを指名した。 ジュリアはスターダム退団後にロッシー小川とともにWWEを視察する姿がWWE公式で大々的に喧伝されるなど、マリーゴールド旗揚げ前から移籍の話が噂されている。事実としてWWEがマリーゴールドの両国大会にイヨ・スカイ(紫雷イオ)を出場させる異例の事態が起きるなど、両団体の距離は近い位置にあると言える。 そんな中、ジュリアは7月30日の後楽園ホール大会にて海外挑戦を正式発表。 8月19日の後楽園ホール大会が日本ラストマッチとされていたが、大会直前の会見で8月25日の新木場大会にてジュリアが1分×●人掛けを行う“エクストラマッチ”が開催されることが緊急決定。 この日はジュリアの“ラスト後楽園”を見届けるべく、1,450人(超満員)の観衆が詰めかけた。 この日のジュリアは愛弟子の桜井麻衣と一騎打ちを実施。ジュリアが次期エースとして期待を寄せている桜井の覚悟が試される試合となった。
試合開始直後は道場で何千何万回と繰り返してきたであろう基礎のグラウンドレスリングで競い合い、ヘッドバッドやビンタでゴツゴツバチバチと真っ向から打ち合っていく。 場外戦ではジュリアがテーブル上でのパイルドライバーを決めるなど荒々しいファイトを見せていくが、桜井も新技のリストクラッチ・バスターやタイガー・スープレックス、掟破りのグロリアス・ドライバーを繰り出すなど猛追。ジュリアは嬉しそうに笑いながら桜井の攻撃を正面から受け止め、「もっと来い!」と桜井の限界の先を引き出していく。 桜井は左右のビンタ連打からヘッドバッド連打。ロープに飛ぶが、ジュリアはカウンターのノーザンライト・ボムで迎撃。さらに旋回式グロリアス・バスター、ノーザンライト・ボム、後頭部へのランニングニーから奥の手中の奥の手であるバーミリオン(※リストクラッチ式ノーザンライト・ボム)を解禁して3カウントを奪った。 マイクを取ったジュリアは、この試合が決まった後に桜井と大喧嘩をしたことを告白。「『試合大丈夫かな』って思うくらい本気で嫌われたと思った。でも、桜井はレスラーらしくなったなって。よくここまで頑張ってきたな。桜井が自我を持って“プロレスラー”桜井麻衣がやっと誕生したんだなって。その闘争心、その闘う気持ち、忘れんな」と涙を流しながらメッセージを贈った。 そして、ジュリアは8月25日に決まったボーナストラックについて言及。 「どうしてもここで1人だけリングで会わなきゃいけない人がいるなと思ってて。私も、その人には言いたいこと沢山あるし、多分その人は私のことぶん殴りたくてたまらないんだろうなって思う。私をこの世界に引きずり込んだ女、アイスリボンの藤本つかさ!貴女と1分でもいい!リング上で、語り合うチャンスをください!」と衝撃の対戦要求を行った。 ジュリアは、藤本つかさのスカウトを受け2017年10月にアイスリボンでデビュー。次期エース間違いなしとの期待を集めていたが、2019年10月13日に突然SNS上でアイスリボン退団を発表し、その翌日にスターダムのリングに登場。 アイスリボンは「一方的な強行な行動」と強い言葉を使って非難し、スターダムの木谷高明オーナーも「昭和のやり方」と苦言を呈するなどジュリアの移籍はプロレス界全体を巻き込んだ騒動へと発展。双方の言い分に多くの食い違いがあり真相は闇の中だが、ジュリアは“お騒がせ女”として悪名を馳せる形となってしまった。 しかし、ジュリアは気迫と根性溢れるファイトで醜聞を一蹴。プロレス界を代表する選手の1人へと成長し、北斗晶さんから“デンジャラス・クイーン”と呼ばれるなどレジェンドレスラーからも高く評価される存在になった。
ジュリアはアイスリボン時代のことを“嫌な思い出”として口に出すことが度々あったが、藤本はジュリアのことを不気味なまでに表では語っていない。 ジュリアがスターダムに登場したことを知った際の藤本は「レスラーとしても個人的な気持ちとしても応援したかったから、言ってくれればちゃんと送り出したよ」と語るに留めており、ジュリアに対する感情は明らかにされていない。 藤本はマリーゴールドのリングに現れてジュリアと拳を交えて語り合うのか。8月25日のマリーゴールド新木場大会で何が起こるのかを見届けたい。