赤楚衛二&上白石萌歌は「戦友のような存在」 20年を演じ切る映画『366日』で活きた信頼関係
■「大切な人がいる人たちに刺さる」「いろんな形の愛が描かれている」作品に
――撮影で印象深かったことは? 赤楚:(湊と美海の)身近にある幸せの積み重ねのようなシーンの撮影は印象的でした。あとは、沖縄の海中道路が気持ちよかったよね。 上白石:そうですね。沖縄の海の砂が白くて、日光の照り返しがすごかったんです。「目、開かないね」って話してたよね。ビーチが灼熱で、しかもなかなか逃げ場所もなくて。日焼けしたよね? 赤楚:うん。砂に触ってたら火傷しそうになりそうなぐらい、暑かったもんね。 上白石:(湊がビーチで)仰向けで寝ているシーンをやりきったのは、本当にすごいと思う。 赤楚:湊が浜辺で、手で目隠しをして泣いてるように見せようという意図だったんですけど、実はちょっとまぶしすぎて(苦笑)。客観的に見たら、本当に泣いているように見えるっていう作戦でした(笑)。 上白石:さすがです!(笑) 浜辺で2人が見つめ合うシーンも…。 赤楚:あれ、やばかったなぁ(苦笑)。映像で見たら大丈夫なんですけど。 上白石:不思議と映像から暑さを感じなかったよね? 赤楚:すごいよね。映像では全く暑さを感じさせずに、爽やかなシーンになっていて…。 上白石:わかる、わかる! 赤楚:それぐらいキレイでした(笑)。 ――完成をご覧になっていかがでしたか? 赤楚:切なく悲しいストーリーという印象を持たれがちですけど、僕はわりと主題歌の「恋をして」が光のように見えたので、すごく優しい気持ちにも、温かい気持ちにもなれる作品だなと思いました。僕が出ていないシーンは上白石さんが1人で頑張っていたので、「うわぁ、美海、申し訳ない」「こんな頑張ってたんだ」という気持ちになっちゃいましたね(苦笑)。 上白石:(笑)。それはある意味、湊の視点だよね。私は、完成を観る前のアフレコ作業の時に湊がMDを聴いているシーンを見たんです。いやぁ、素晴らしすぎて、「湊はこんな顔で聴いてくれていたんだ」というのを知った時、美海と近しい気持ちというか、美海を演じた者としてあふれ出る気持ちがすごくありました。 ――最後に映画をご覧になる方にメッセージを。 赤楚:本当に、大切な人がいる人たちに刺さるような映画になっているかなと思います。人を思う素晴らしさみたいなところを注目していただけたらと思います。 上白石:恋愛だけにとどまらず、家族愛とか、もっとその先にあるような、いろんな形の愛を描いた作品になっていると思います。私も演じながら「人が人を思う気持ちって本当に尊いな。それがたとえ報われなくてもその人のことを思って言葉にしたり、行動したりすることはすごく美しいな」と感じました。誰かに優しくなれたり、誰かのことを思い出すことができたりする映画になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧ください。 (取材・文:齊藤恵 撮影:高野広美) 映画『366日』は、1月10日公開。