パックン トランプ政権“入閣”マスク氏の思惑推察「見返りに見えるのも、アメリカにとって良くない」
お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(53)が15日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)にコメンテーターとして生出演し、ドナルド・トランプ次期米大統領の就任で役職に起用されることが発表された実業家イーロン・マスク氏の思惑について見解を語った。 【写真あり】イーロン・マスク氏 行政効率化担当に 政府要職や議員の経験なしは米国でも異例の人事 トランプ氏の選挙戦で、多額の寄付をするなどして貢献したマスク氏は、来年1月発足の新政権で政府効率化省の責任者に就任することが発表された。政府の無駄削減のため新設される省庁で、マスク氏は政府予算の約3割に当たる2兆ドル(約300兆円)の削減を目指す。 そんな中、トランプ氏の政権移行チームは、バイデン政権で導入された電気自動車(EV)補助金の廃止を検討。マスク氏はEVで圧倒的な世界シェアを誇るテスラ社のトップでもあるが、この案には賛成の意向という。 こうした事情について、パックンは「モチベーションか分からないけど、そういう見返りに見えるのも、アメリカにとって良くないと思う」と疑問を呈した。「EVのシェアを獲得しているテスラ社は、もう揺るぎない存在になっている」と解説。「これからは、開発に挑もうとしている新勢力の開発を止めるために、補助金を廃止する可能性がある」と自身の推測を口にし、「そういう意味か分からないけど、自社の利益につながる政策を推している可能性がある」と懸念した。