鉄くず窃盗疑い4人逮捕 福島・大熊町の除染現場
東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域だった福島県大熊町の建物解体・除染工事現場から鉄くずを無断で持ち出したとして、福島県警は25日、窃盗容疑で作業員として現場で働いていた30~40代の男4人を逮捕した。 逮捕容疑は、避難指示が解除されている特定復興再生拠点区域(復興拠点)にある大熊町図書館・民俗伝承館の解体現場で5月25~27日、4回にわたって鉄など計約14.6トン(約70万円相当)を盗んだ疑い。 発注元の環境省によると、男らは1次下請け業者の作業員だった。放射能濃度を測らないまま鉄くず計数十トンを持ち出し、売却したとみられている。