青学大・西川史礁、ドラフト前祝いの優勝決める 1位入札必至の運命の日「楽しみというしかない」
◇23日 東都大学野球秋季リーグ戦 青学大4-1中大(神宮) 青学大が中大に4―1で連勝。勝ち点を5として、4季連続16度目の優勝を決めた。リーグ4連覇は史上3校目で、青学大としては初めて。今秋は序盤にドラフトの目玉候補の主砲、西川史礁外野手(4年・龍谷大平安)が右手指に死球を受けて離脱するアクシデントもあったが乗り越えた。 運命のドラフト会議の前祝いの優勝だ。ドラフト1位入札必至の西川史礁外野手(4年・龍谷大平安)の青学大が23日に神宮球場でリーグ優勝を決めた。死球を受けて、右手人さし指にひびが入って9月26日から欠場している西川は、この日もベンチでチームを鼓舞して、4季連続Vをチームメートと喜んだ。 「プレーヤーとしてグラウンドに立てなかったのは悔しいんですが、それ以上にうれしい気持ちでいっぱいです」。指を痛めていることもあってナインに促された胴上げは固辞したが、優勝トロフィーを抱えて笑顔もはじけた。ベンチで試合を見ることによって新しい気づきもあったと、欠場も前向きにとらえていて11月20日に開幕の神宮大会には「ユニホーム姿で立てるように調整したい」と誓った。 ことし3月に侍ジャパントップチームに選ばれて、強化試合ではタイムリーも放って、お立ち台にも立った。明大の世代ナンバーワン遊撃手の宗山、関大の154キロ左腕の金丸と合わせて今ドラフトのビッグスリー。この日負ければ、ドラフト当日に試合だっただけに優勝を決め、運命の日をゆっくり迎えられる。西川は「楽しみという気持ちが一番で、楽しみというしかない」と胸躍らせた。
中日スポーツ